もはや国民食の定番といってもよいカップラーメン。その歴史は意外と古く、機動隊が突入したことで知られる浅間山荘事件の生中継にて、警察官が『カップヌードル』を食べている姿から知れ渡ったという。そして、昨年4月に発生した熊本地震の報道を受けて、災害への関心がふたたび高まる中では、非常食としての役割を再認識する声も少なくない。 東日本大震災以降、日本周辺の地殻変動は活発期に入ったとする見方もある。熊本地震による中央構造体周辺、かねてより懸念される東海・東南海連動地震など、もはや日本列島のどこがいつ何時、自然災害に見舞われるかは分からない。 いざという時のシミュレーションも各所でみられるが、例えば、手元にあるのは限られた水とカップラーメンのみとなったらどうか。救助を待つ間、飢えをしのぐためには今あるものでしか対処できなくなる。そこで、水でカップラーメンを作ってみるとどうなるのか。実際に検証してみた。