sociologyに関するken_kawamuraのブックマーク (22)

  • Project MUSE - Configurations - Representation is Overrated: Some Critical Remarks about the Use of the Concept of Representation in Science Studies

  • ウィンチ『社会科学の理念』「第二版への前書き」: temporalia

    ◆ウィンチ『社会科学の理念』「第二版への前書き」 Peter Winch, The Idea of a Social Science and its Relation to Philosophy, Second Edition (Routledge, 1999), pp. ix-xviii から。 ただし以下はその前半部分(pp. ix-xiii)のみ。(「原因」と「規則」という二つの概念について説明を加えたこの前書きの内、「原因」について述べられた部分。)文章の調子がなんだか日語に移しにくい感じで、訳文もちょっとピンぼけ気味。 ********************************************************** 増刷に際して書に改訂を加えてはという出版社からの誘いを私はお断りしたのだが、それは決して、現行の姿のまま一語たりとも変えたくないという理由

  • 戸田山和久「ウィトゲンシュタイン的科学論」- 日曜社会学

    戸田山和久「ウィトゲンシュタイン的科学論」 in 岩波講座 現代思想〈10〉科学論 作者: 新田義弘出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/12メディア: ハードカバー クリック: 18回この商品を含むブログ (11件) を見る マイケル・リンチのどこがどう偉いか、というのが、初学者にもよくわかる論文。 注の27は、タイプして書き写す価値がある(ので する)。 [‥] ウィトゲンシュタインの議論を懐疑的パラドクスの提示とその解決というクリプキ流の路線で理解している ブルアASIN:4326152125 に対し、リンチは逆にウィトゲンシュタインの議論はそうした懐疑論を斥けるための背理法を構成しているのだとする。これはリンチ自身認めるように、ベイカー&ハッカーやシャンカーの解釈に近い27。 リンチによれば、この背理法のポイントは、(プラトニズム的な対象として考えられた)規則が我々の行為

    戸田山和久「ウィトゲンシュタイン的科学論」- 日曜社会学
  • グラノベッターのウィリアムソン批判 - 社会学者の研究メモ

    Granovetter, Mark. 1985. Economic Action and Social Structure: The Problem of Embeddedness. AJS 91(3): 481-510. 09年のノーベル経済学賞を受賞したO.ウィリアムソンの組織論(市場/ヒエラルキーモデル)に対するM.グラノベッターの批判が展開された論文。ウィリアムソンはR.コース以来の取引費用論を受けついだ、新制度派の代表的経済学者です。グラノベッターは社会学者なら知らない人はいないでしょうが、有名な「弱い紐帯」論に代表される、いわゆる構造分析(structural analysis)の提唱者の一人です。(他にはバート、マースデン、ウェルマンがいる。)同論文は『転職』に日語訳もあります。ウィリアムソンのノーベル賞受賞を記念して(?)、実は珍しい社会学者からの経済学モデル批判のこの論

    グラノベッターのウィリアムソン批判 - 社会学者の研究メモ
  • 7月のいただきもの&読書

    前者は担当編集の方から、後者は著者の和田さんからいただきました。毛利さんのでは、カルチュラル・スタディーズの立場からストリートのアクティビティを評価し、ポストモダン思想が脱政治化されていくのと入れ替わるようにして登場したそれらの「ストリート」が、政治性を帯び始めていることが指摘されている。むろんこうした「年代論」は、常に「偽史」でしかあり得ないし、納得できる部分も、そうでない部分もある。ただそういう「90年代の転換」を語るアクターが複数存在すること自体には、十分意味があると思う。 和田さんのでは、これまで書かれたいくつかの文章を集めながら、ランシエールの思想を軸にした「実存主義的な政治」の意味が語られていると読んだ。政治問題化されることで、その問題をつくり出す要素、いち客体として構成されることに抗う権利としての「街路への権利」を求める和田さんの主張は、ルートも結論もだいぶ違うとはいえ、

  • 小熊英二『単一民族神話の起源』 - memory cell

    新曜社1995年 刊行直後に読んでいたものを再読。訳あって部分的に再読しようと思ったが、結局ほぼ完全に再読してしまった。 大量の人文学術書を処理する手際はさすが元『世界』編集者と今読んでも思う。難しいことは一切言わないのでさくさく読める。だが、記述上のアラが余りに多いのでこれに引っかかっていると思わぬ時間をってしまう。 小熊の問題はあくまで「単一」民族論の系譜。ある思想家が日民族を‘単一’と主張しているか‘混合’と主張しているか?、これが小熊が数多くの思想家を整理する際の軸である。だが、そもそも単一とか混合とか言われる民族とは何か?に肉薄するということは小熊の課題ではない。後者の問題がそれなりに解明されないと前者の問題が宙に浮いてしまうのではないか、もしくは、記述上の不手際を引き起こすのではないかと思うのだが、小熊はそんなことに頓着しない。 確かに、ある概念をそれがどのような表現の中に

    小熊英二『単一民族神話の起源』 - memory cell
  • memory cell

    ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 memory cell

  • 02-06“›ˆäæ¶.ec8

    1 社会関係資論の二つの流れ 近年多分野に渡り多くの注目を集めている社 会関係資論 socialcapitaltheoryであるが,理 論研究・経験研究とも二つの立場に分かれてい る。 ●社会関係資を社会的な共有財とし,それが社 会の成員全員に何らかのプラスの機能を果たし ていると考える立場。 ●社会関係資を個人の持つ社会関係とし,それ が個人に何らかの便益をもたらしていると考え る立場。 前者としては現在はパットナムが代表的であ るが,理論的な枠組みを提示したのはコールマ ンである(Coleman1990=2004)。コールマン によれば,社会関係資は特定の社会構造(た とえば成員の相互行為の密度)であり,それは 一定の機能を生み出す。たとえばアメリカ社会 と日社会の社会構造の違いが,犯罪率という 機能面での相違を帰結する。しかしこういった 定義には理論的批判も多い。社会関

  • http://www.ics.uci.edu/~corps/phaseii/DiMaggioPowell-IronCageRevisited-ASR.pdf

  • 制度的同型化 - 社会学者の研究メモ

    一部トップ校でとんでもない入学競争倍率になっているのが話題になったアメリカの大学ですが(ハーバードなんかではそこそこの高校の主席卒業でも落ちてたりするらしい)、ここ数年の流れをみると、その裏で学費値下げ合戦をやってきたみたいです。 The (Yes) Low Cost of Higher Ed (NYTimes, April 20, 2008) 2003年10月、ノースキャロライナ大学が貧困線の150%以下の世帯収入の家の学生の学費免除を発表。 それをみてびっくりしたヴァージニア大学の学長が「うちはもっとやるぞ!」とさらに太っ腹な貧困学生援助を発表。 次の春にハーバード大学が年収40,000ドル以下の学生の学費免除を発表。 イェール、メリーランド、MIT、ペンシルヴァニア大などが追随。しまいにはハーバード大は年収180,000ドル以下の学生に結構な額を援助し、州立大学なみの学費にすることを

    制度的同型化 - 社会学者の研究メモ
  • 制度論と同型化理論(続き) - 社会学者の研究メモ

    前々回エントリの続き。 結論から言うと、同型化理論をはじめとする社会学的な組織論は、やっぱり組織自体をうまく説明できていないと思います。というか、説明体系がそもそも「それって別に組織じゃなくてもいいんじゃない」というつっこみを許しているのです。もちろん、そういった説明を組織の経済学が行っていて、それでも説明できないことを社会学が説明したのだ、という言い方もあるでしょう。しかしその際に用いた説明合理性が汎用的すぎるように思えるのです。 組織論は、以下のような条件を備えているべきだと思います。 人々が市場のようなアドホックな関係ではなく組織的関係を築くようになることを、合理的選択の結果として説明できること。 様々な形の組織(単純に言えばヒエラルキー型組織とネットワーク型組織)があることを、やはり合理的選択の結果として説明できること。 この条件を満たしているのは、社会学の組織論ではなくて経済学

    制度論と同型化理論(続き) - 社会学者の研究メモ
  • 制度論と同型化理論 - 社会学者の研究メモ

    夏休みももう少しで終わり...(ふつうはもう始まってるか)。いい機会なので、きちんと読み直してみました。河野先生の『制度』。 ここではの感想ではなく(言うまでもなく必読だと思う)、諸分野での制度論の比較を論じてみましょう。 まずは社会学の制度論。一番有名なのは「同型化isomorphism」理論*1でしょう。これはある制度が導入される際に、導入される環境において来なら制度の形を変える方が合理的であるはずなのに、そうはならずに判で押したように同じような形の制度が導入され広がっていく、という理論です。有名なのは男女平等参画制度の広がりが多くの場合内部適用性ではなく外部的な規範の導入をきっかけにしていたという話がありますが、その他にも政治制度、軍隊の形式なんかは内部的合理性からつくりあげるのではなく外部の既存の形式を導入することが多いわけです。 同型化理論を提起したディマジオはしかし、「合理

    制度論と同型化理論 - 社会学者の研究メモ
  • 二重偶然性 - たけみたの脱社会学日記

    行為者は知識主体であると同時に認知対象でもあり、道具の利用者であると同時に自分自身が手段であり、他人に愛情を向けると同時に他人から愛情を向けられ、評価主体であると同時に評価の対象でもあり、象徴の解釈者であると同時に自分自身が象徴である。 これらの前提から、相互行為の二重偶然性という基命題が演繹される。一つの行動単位として見たとき、行為者が目標を達成できるかどうかは、環境にある諸対象をうまく認知し操作することができるかどうかによって変わってくる。これは動物にも人間にも同様に言えることである。しかし、相互行為に登場する最も重要な対象というのはそれ自体が行為者であるから、目標達成は相手側の行為者がどんな行為をするか、どんな介入をするかによっても変わってくるのである。おそらくこの二重偶然性の含意を最も洗練された形で分析しているのがゲーム理論だろう。もちろん、相互行為に参加する単位の数が増えると、

    二重偶然性 - たけみたの脱社会学日記
    ken_kawamura
    ken_kawamura 2009/06/25
    ふと思ったんだが、nC2重偶然性って可能性はないのかな。
  • Methodological Individualism (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

    First published Thu Feb 3, 2005; substantive revision Mon Apr 27, 2020 This doctrine was introduced as a methodological precept for the social sciences by Max Weber, most importantly in the first chapter of Economy and Society (1922). It amounts to the claim that social phenomena must be explained by showing how they result from individual actions, which in turn must be explained through reference

    ken_kawamura
    ken_kawamura 2009/06/18
    by Joseph Heath
  • マイケル・リンチのイアン・ハッキング評その2 - 20080112 - 呂律 / a mode distinction

    承前。2006年4月2日。id:contractio:20060402 セッション3. Lynch, M., 2001 "The contingencies of social construction," Economy and Society, 30(2), 240-254. セッション3 ハッキングの二著作の書評。 The Social Construction of What? 作者: Ian Hacking出版社/メーカー: Harvard University Press発売日: 1999/05/15メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る Mad Travellers: Reflections on the Reality of Transient Mental Illnesses 作者: Ian Hacking出版社/メーカー: Free Assn B

    マイケル・リンチのイアン・ハッキング評その2 - 20080112 - 呂律 / a mode distinction
  • ProQuest - 日本語

  • 阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology

    明日から京大に異動になります。阪大には6年間、助/准教授として働きましたが、当に楽しい6年間でした。 最後に日の社会学に対する危惧を一つ述べておきます。日の社会学の特徴は、アカデミズムの軽視だと思います。すなわち、学会報告や学会誌を軽視しているということです。学会発表もせず、学会誌に論文を投稿もせず、それでも社会学者づらしてを出版したり、さまざまなメディアで発言することができるのが、日社会学の実情です。このようなことが起きるのは、学会報告や学会誌が、新人の登竜門として位置づけられており、その評価が低いからだと思われます。エライ先生はしか書きません。エライので査読を受ける必要もありません。こっそり紀要などに考えを公開することはありますが、人から評価されるのは恐ろしいので、学会誌には絶対投稿しません。出版社もが売れさえすればいいので、研究の水準や主張の真偽は気にしません。エライ先

    阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology
  • ソーシャル・キャピタル論の考察(その二) - 社会学者の研究メモ

    まだまだ全然整理できてないのだけど、放置するのも無責任なので、中間報告ということで。 現状でアクティブになっているソーシャル・キャピタル論には、大きく分けて二つある。詳しくは『ソーシャル・キャピタル』(ミネルヴァ書房)の石田光規先生の「解題」をごらんになっていただきたいのだが、私の言葉で言い直すと、次のようになるかと思う。 個々人の地位達成やメンタルな福祉を向上させる個人のネットワーク上の特徴(「コネ」や「サポート・ネットワーク」) 「コネ」:強い紐帯にしろ弱い紐帯にしろ、よい仲介者を持っているかどうかで地位達成に差が出てくる。 「サポート・ネットワーク」:よき相談者がいるかどうかでその人のメンタルな状態に差が出てくる。 社会全体の経済的・政治的パフォーマンスを向上させる社会的特徴 「信頼」:特に一般的信頼は取引コストを下げてプライベートセクターを活性化するし、また非営利セクター(政府、N

    ソーシャル・キャピタル論の考察(その二) - 社会学者の研究メモ
  • システム合理性概念の規範論的解明 - たけみたの脱社会学日記

    HDDから昔の大会報告が出てきたのでとりあえず上げておこう。これは日社会学会第75回大会(2002年11月16日・大阪大学)での報告でD1のときのもの。この年は学会事務局の仕事を始めた年で、開催する側としても報告する側としてもすべてが初めてで大変消耗した覚えがある(多くの会員は知らないと思うが、大会は2日間だが、その前日に理事会があり、そのため事務局はさらにその前日から現地入りするのだ。結局部会配布原稿は、報告当日の朝、ホテルのロビーにおいてあるパソコンで完成させることになった。それも総会資料を作ったあとでw)。ああ、あと2ちゃんね(ry というわけでまずは要旨集に載っている要旨。 ルーマンの理論構築上の目標の一つに、経験的研究と規範的研究との再結合があることは言うまでもない(「機能的方法とシステム理論」最終節や『目的概念とシステム合理性』結論部を参照)。私見ではむしろ、ルーマン理論のそ

    システム合理性概念の規範論的解明 - たけみたの脱社会学日記
  • 盛山和夫,2006,『リベラリズムとは何か ロールズと正義の論理』勁草書房