浦上 早苗 [経済ジャーナリスト/法政大学IM研究科兼任教員] Jul. 20, 2017, 06:00 PM 深掘り 83,907 「みんな、こんにちは。今日は何してた?」 「歌を聞きたいの? ちょっと待ってね」 中国で人気の生配信アプリで、トップ画面に出てきたキャスターの一人を適当にクリックしたら、20代と思しききれいな女性が、笑顔で語り掛けてきた。画面には、「弾幕」と呼ばれる視聴者からのさまざまなメッセージが流れ、彼女はそれに返事をしていく。誰かがプレゼントを贈ると、贈った人の名前とプレゼントの種類も表示される。 私(筆者の一人、包志紅)は彼女のおしゃべりを面白いとは思わなかった。しかし、リアルタイム視聴者数は「2万ユーザー」と表示されていた。平日午後3時にもかかわらずだ。 このネット生配信を、中国語で「直播(ジーボー)」と呼ぶ。 中国インターネット情報センター(CNNIC)は今年1
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