2015年10月、WikiLeaksがCIA長官ジョン・ブレナン氏の個人用メールアカウントの内容をリークして話題となった。しかも、ハッキングをしたと名乗ったのは何と10代の少年だった。 少年は、米通信キャリア「Verizon」の関係者を装い、ブレナン氏のアカウントのパスワードをリセットさせたという。つまり、技術不要なソーシャル・エンジニアリングの手法でハッキングしたというわけだ。ソーシャル・エンジニアリングとは、人間の心理的な隙を狙ったり、行動のミスを誘ったりして秘密情報を入手する手法のことだ。 少年を名乗るTwitterアカウントは、「このアカウントでツイートしなくなったら、僕はCIAに捕まって拷問されている」などとツイートしていた。パスワードをリセットさせるための方法は大人顔負けだし、少年の言うように「5歳の子ども」にもできはしない。 このように、10代の少年たちがハッキングをしたり、