4000円台のPCボード「Raspberry Pi(ラズパイ)」向けに、世界中のコミュニティーがさまざまな軽量OSを開発しています。その中で、簡素であることを設計思想とする「Arch Linux」をベースに、入門者でも使いやすいGUIを加えて改変したのが「Manjaro ARM MATE」です。 Manjaroプロジェクトは、「Arch Linuxは最先端のソフトウエアが使えるが、専門知識のないユーザーには手が届かない存在」とし、Arch Linuxの利点をユーザーフレンドリーな形で提供することを目的としています。Manjaro ARM MATEは、ManjaroのArmプロセッサ版で、GUI基盤のデスクトップ環境に「MATE(マテ)」を組み合わせたLinux OSです。MATEはWindows XPに似た昔ながらのスタートメニューを備えるのが特徴で、入門者向けの「Ubuntu」派生品の「