世界で人気を博している諫山創(いさやま・はじめ)さんの漫画「進撃の巨人」(講談社)が、9日発売の「別冊少年マガジン」で完結する。累計発行部数は1億部を超え、ハリウッド映画化も進行中。面白さと普遍性を兼ね備えた物語がどう幕を下ろすのかが注目されている。「読み終わった後、『もう一度最初から読み返したらどんな気持ちになるんだろう』とワクワクする。そんな最終回だと思います」。担当編集者の川窪慎太郎さん(38)はこう語る。(文化部 本間英士) 【写真】ミカサに扮し悦に入った表情でポーズを披露する宇垣アナ ■1000年語り継がれる 快進撃の始まりは15年前にさかのぼる。ある夏の日、当時23歳の新入社員だった川窪さんが、当時19歳の諫山さんからの電話をたまたま取ったことがきっかけだった。デビュー前の諫山さんの才能を見抜いた川窪さんは、上司や周囲に猛プッシュ。平成21年の連載開始後、先読みできない展開など