
変化の激しい現在のビジネス環境において、アプリケーションやサービスもその変化に素早く対応する必要がある。もちろん、それを支えるインフラについても同様だ。クラウドサービスやIaC(Infrastructure as Code)などを活用し、効率的にインフラを管理している企業も多いだろう。 ただ、ある意味でインフラは生き物だ。作った当初は問題なくても、管理する対象が増えたり、長期間運用していたりすると最初の方法ではうまくいかないことが増えてくる。ゲームビジネスで有名なスクウェア・エニックスにおいても、似たような課題があった。同社が提供するサービス(ゲーム)は種類も量もかなりの数で、気が付くと管理するサーバは「ちょっと手に余る台数」になっていたという。 大量のサーバを効率的に管理するためにはどのようなアプローチが有効なのか。「Cloud Operator Days Tokyo 2023」で発表さ
米Amazon Web Servicesは、全世界から利用できるNTP(Network Time Protocol)サーバーを11月10日(現地時間)に公開した。同社は「Amazon Time Sync」という名称でEC2(Elastic Compute Cloud)インスタンスに時刻情報を送信するサービスを提供しているが、今回は時刻情報を送信する対象を全世界のコンピューターに拡大した。 AWSが提供を開始したNTPサーバーを利用するには、コンピューターの時刻設定で「time.aws.com」というNTPサーバーを参照するように設定すればよい。料金は発生しない。AWSはIoT端末や、オンプレミスのサーバーなど、AWSサービスと連携している端末で使用することで、AWSサービスと共通の時刻で運用できる利点があるとしている。 Amazon Time Syncは、衛星につながった原子時計を使用した
こんにちは、ウィルゲートで開発室開発基盤ユニットのマネージャーをしている池添(@for__3)です。 ウィルゲートでは2019年に監視システムをPrometheusに移行して運用して来ました。 tech.willgate.co.jp tech.willgate.co.jp ですが、社内のメンバーの入れ替わりとともにPrometheusの設定や運用を理解しているメンバーも減ってきていました。 そこで、改めてPrometheusのできることやPrometheusを使った監視の仕組みについての社内勉強会を行いました。 今回はその際の資料の一部をブログ用に修正しました。 監視システム全体の構成 Prometheus Exporter node_exporter blackbox_exporter nginx_vts_exporter proxy_exporter まとめ 監視システム全体の構成 『
はじめに こんにちは。ブランドソリューション開発部 プロダクト開発チームの杉田です。Fulfillment by ZOZO(以下、FBZ)が提供するAPIシステムの開発・運用を担当しています。 本記事では、サーバーレスアーキテクチャを採用しているFBZのAPIを例に、Datadog APMを使った分散トレーシングの導入手順と運用する際のポイントを紹介します。 「サーバーレスアーキテクチャを採用しているけど分散トレーシングを導入していない」という方や、「既にDatadogは活用しているけどAPMの機能は使っていない」という方に読んでいただけると幸いです。 FBZにおけるサービス監視 FBZでは、CloudWatchメトリクスやAWS Lambda、API Gatewayのログを解析し、PagerDutyやDatadogなどの外部サービスに連携して監視をしています。最近では、Lambda De
今回は最近その存在感がますます上がっているNext.jsとサーバーレスの話です。 はじめに サンプルアプリ Serverless Next.js Component デプロイ 作成されるリソース CloudFrontのディストリビューション Lambdaファンクション S3バケット 大まかな挙動 できないこと まとめ はじめに この投稿は2020年11月27の21時から開催予定のイベント(ライブストリーミング)で話す内容です。 serverless-newworld.connpass.com もし間に合えば、かつ時間があればぜひライブ配信のほうにも参加ください。 さて、今回は11/9に登壇させていただいたFront-End Studyでの話でも少し紹介したServerless Next.js Componentについて取り上げます。 僕は昨今のフロントエンドWeb周りの技術では最近は一番N
SREチームの竹田です。Tech Kayac Advent Calendar Migration Track 9日目の記事になります。 カヤック社内では デーモン管理ツールとしてdaemontoolsが愛用されてきました。 ソフトウェアとして枯れており、 自動起動や各シグナルを送ることができるので大変重宝されています。 経緯 AmazonLinux1のEOLに伴い、稼働中のアプリケーションを移行させる必要がでてきました。 最近はコンテナ(ECS)へ移行させる事がほとんどですが、運用やアプリケーションの都合上AmazonLinux2へ移行させる場合もあります。 デーモン管理としてdaemontoolsを利用する事も考えましたが、ドキュメントの整備状況やインストールに難があることもあり、systemdに変更する事にしました。 設定 systemdの詳しい説明は省きますが、 以下のような設定ファ
この記事は Akatsuki Advent Calendar 2019 1日目の記事です。 はじめに tt { font-family: Menlo, Monaco, Consolas, "Courier New", monospace; } --> アカツキでは Ruby on Rails を使ったゲームサーバを開発・運用しています。ゲームの体験を向上するために、レスポンスタイムは一つの重要な要素となるため、種々のパフォーマンスチューニングを行なっています。今回はその一例として、環境変数を1つ設定するだけで、あるAPIのレスポンスタイムが10%も改善した例をご紹介します。 TL;DR 多数の…
Udemyのセールで購入した下記の講座が大変良かったので、紹介するとともに学び直した内容の備忘録を残しておくことにした。なのでこの記事で特定のAWSの機能の設定の仕方などは書いてはいない。Linuxの基本的なことはわかっている人がAWSを体系的にどうやって学んだのか、どういう理解の仕方をしたのかを知ることができるという内容だ。 手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで 作者の方の紹介ページ www.ketancho.net こちらの副読本とした。 比較的新しい本であり上記の作者の方も作者に名を連ねているところから、用語の説明の仕方などにUdemyの講座とブレが少なく理解しやすそうなのでこちらを選んだ Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版 (Informatics&IDEA) 作者: NRIネットコム株式会社,佐々木拓郎,林晋一郎,小西
一般的に Jupyter Notebook はローカルの環境にインストールして使うことが多い。 ただ、ローカルの環境は計算資源が乏しい場合もある。 そんなときは IaaS などリモートにあるサーバで Jupyter Notebook を使いたい場面が存在する。 ただ、セキュリティのことを考えると Jupyter Notebook の Web UI をインターネットに晒したくはない。 そこで、今回は SSH Port Forwarding を使って Web UI をインターネットに晒すことなく使う方法について書く。 このやり方ならリモートサーバに SSH でログインしたユーザだけが Jupyter Notebook を使えるようになる。 また、Web UI との通信も SSH 経由になるので HTTP over SSL/TLS (HTTPS) を使わなくても盗聴のリスクを下げられる。 リモー
WindowsのPCやサーバーにリモートログイン用のSSHサーバーを構築しようとすると、サーバー用のソフトウェアのインストールが必要です。しかし、多くのSSHサーバーソフトウェアは開発が終了して何年も経過していたり、正式版が公開されていなかったりとセキュリティ的な不安から使用するのはちょっとためらいがあります。そんな中で、2004年に登場して2018年8月現在も開発が続いている「Bitvise SSH Server」どんなSSHサーバーなのか、実際に使って試してみました。 Bitvise SSH Server | Bitvise https://www.bitvise.com/ssh-server ◆初期セットアップ Bitvise SSH Serverのダウンロードページにアクセス後、「Bitvise SSH Server Installer」をクリックして、インストーラーをダウンロード
最近は担当システムが平和だけど俺が平和じゃない。疲れてる。忘年会の連チャンもきっついトシになっちまった。会社の制度で1週間くらい休みがとれるので、一人で温泉とスノボと開発合宿でもしに北海道にでも行こうかなって思ってる。1月か2月くらいに。 えーと、担当しているサービスにserverspecを導入した。それにあたってテスト項目を考えたので軽くまとめる。もちろんserverspec導入前もサーバ構築後は動作確認というか、テストらしいことはしていたっちゃしていたんだけど、テスト項目をまともに考えたのはこれが初めてかもしれない。serverspecのバージョンは0.13.2である。Rubyは2.0.0。 0. 環境 下記のような環境に導入した。ありふれた構成だと思う。60台くらいの規模。DBはマスタ3台に分割されていて、それぞれにスレーブがn台ぶらさがっている。LBの箱は二つあるが、物理的には1台
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