初音ミクはいかにして生まれ、なぜVocaloidは一大ブームを巻き起こすに至ったのか。初音ミクの開発を担当したクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の佐々木渉氏に、初音ミクのこれまでを振り返ってもらった。 取材・構成 / 橋本尚平 初音ミクができるまで 僕がクリプトンに入社して最初にした仕事は、ヤマハ株式会社の剣持秀紀さんから依頼されたVocaloidのアップデートチェックの仕事でした。その流れで「Vocaloidをどうやって展開したらいいか」を考えることにも参加させてもらいました。最初期においては、弊社の取引先であるイギリスのZERO-Gという企業や、ドイツのBestServiceというパソコン用の音源会社に掛け合って、Vocaloidを英語圏~ヨーロッパで大きく売り出したいというのが戦略だったのですが、ZERO-Gが初めてリリースした、「LEON」「LOLA」という英語で歌うVoc
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