「水の都」として知られるイタリア北部のベネチアで、降り続いた雨の影響で過去50年で最も高い高潮が発生し、町の中心部などが浸水する被害が出ました。 イタリアのベネチアでは、低気圧の影響でここ数日、雨が降り続き、12日午後11時前に187センチメートルの高潮を記録し、町の中心部などが水につかりました。今回の高潮は1966年の記録に次ぐ2番目の高さで、過去50年では最高だということです。 町の最も低い位置にある観光名所のサンマルコ広場は、一面、数十センチの高さまで浸水し、人々はひざあたりまで水につかり重い足取りで歩いていました。 記録的な高さの高潮についてベネチアの市長はツイッターで地球温暖化の影響だとしたうえで、イタリア政府に対策や支援を求めました。 またベネチアの市民は「観光客には魅力的かもしれないがベネチア市民にとっては深刻な問題だ。今年だけでなく将来にわたって課題となるだろう」と話してい