低山の魅力とは? 標高が低いから日帰りで楽に登れるのはもちろんのこと、途中の景観などを楽しむ余裕が持てる。さらに低いわりに展望がよく、下山後に温泉やいい酒場などの楽しみなどもあればもっといい。そんな観点から選んだベスト11。週末のお出かけにご活用ください。さあ、あなたも標高1000m以下の別天地へ! 選定・撮影・文=清野 明(『散歩の達人 日帰り山さんぽ』編集長) 11位:足柄峠から矢倉岳(神奈川県南足柄市・静岡県小山町) 巨大山城もある古代峠から眺望抜群の独立峰へ(最高地点870m) 古代足柄道が通る要衝の地にある足柄峠の標高は750mほど。1400年頃には足柄城も築かれた。城は本丸から北側の五の曲輪まで、なんと300mにわたって遺構が残っている。まさに巨大山城といえる。 そこから足柄の尾根道を歩き、矢倉岳へ。街道を通る旅人を見張る櫓のような形をしていたので、その名がついたといわれる。ど