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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (13)

  • ベトナムの低予算COVID-19対策の成功 - himaginary’s diary

    について論文が書かれ、著者の一人Hong Kong NguyenがProject Syndicateにその概要を寄稿している(H/T Mostly Economics)。以下はそこからの引用。 Perhaps most remarkably, unlike South Korea, which has spent considerable funds on aggressive testing, or Singapore, which has established strong epidemiological surveillance, Vietnam has followed a budget-friendly approach that has proven equally effective. Despite expectations of high rates of transm

    ベトナムの低予算COVID-19対策の成功 - himaginary’s diary
  • 供給ショックが需要不足につながる時 - himaginary’s diary

    について書かれた論文をクルーグマンが激賞している。論文のタイトルは「Macroeconomic Implications of COVID-19: Can Negative Supply Shocks Cause Demand Shortages?」で、著者はVeronica Guerrieri(シカゴ大)、Guido Lorenzoni(ノースウエスタン大)、Ludwig Straub(ハーバード大)、Iván Werning(MIT)。クルーグマン自身も3月末に同様の点について考察した小論を上げているが、こちらの論文の方がより深く緻密に考察している、としている。 論文の一つの結論は以下の図に集約されている。 以下はその図についての説明。 Figure 1 illustrates this logic for two sectors, 1 and 2, where sector 1 ge

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    kenzy_n
    kenzy_n 2020/04/06
    伝播
  • 労働力人口の高齢化により経済の活力が低下した - himaginary’s diary

    という主旨のミネアポリス連銀WPを同連銀のRegion誌が紹介している。論文の著者はNiklas Engbomで、Region誌記事を書いたのはDouglas Clement。 以下は記事の概要。 労働力人口の45歳以上の割合は1980年代には30%以下だったが、現在は45%近くになっている。 Engbomの考えによれば、高齢化した労働者は現状にかなり満足しているため、新しい職を求めたり起業したりする機会コストが高くなり、その頻度が少なくなる。 このことの「合成的な」影響は、マクロ経済においてさらに「均衡効果」をもたらす。職を創出するのは主に若い企業であるため、起業の減少によって新たな職も少なくなり、職の移動性も減少する。また、高齢の労働者は同ポジションの若い労働者よりも一般に賃金が高いため、若い労働者が相対的に少ないと起業者にとっての労働コストが高くなる。 この理論を検証するための数理モ

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    kenzy_n 2019/04/28
    老化する社会
  • 米国の格差に関する測定と理解の改善 - himaginary’s diary

    2週間前にソローのEqiutable Growthインタビューを紹介したことがあったが、その10日ほど前にソローは表題のエッセイ(原題は「Improving the measurement and understanding of economic inequality in the United States」)を同サイトに寄せている。 そこでソローは、経済統計の改善について概ね以下のような五つの提言を行っている。 国民所得・生産勘定(NIPA)やGDPを変更するにしても、旧統計が簡単に復元できるようにすべし NIPAを拡張・改善して、全般的な経済厚生およびその向上の指標としてより良いものにしよう、ということには長らく関心が払われてきた*1。 同勘定やその代表指標であるGDPは、そもそも厚生ではなく経済活動を測るために開発された。 ただしその目的においても改善の余地がある。最も一般的に提

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    kenzy_n 2017/08/05
    変わらない部分はある
  • 金融財政政策の効果の測定 - himaginary’s diary

    NBER Repoter誌の2015年第一号で、エミ・ナカムラ(Emi Nakamura)とJon Steinssonのコンビが、自らのNBER共著論文を振り返りつつ、金融財政政策の効果の実証的な測定について考察している(H/T Economist's View)。 そうした測定における困難は、経済学ではお馴染みの内生性にあるわけだが、その問題に対処するため、経済学者は、構造モデルや自然実験を用いた数々の手法を発展させてきた。特にこの10年は、両者ともに目覚ましい進展があったという。 マクロ経済学の中心的な考え方によれば、金融財政政策(やその他の需要ショック)がどの程度経済に影響するかは、物価の硬直性がどの程度なのか、ということに懸かっている。構造的手法を用いて物価の硬直性を測る上での近年における重要なイノベーションは、消費者、生産者、輸出入の各物価指数のバックデータとなる巨大なミクロのデ

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    kenzy_n 2015/05/05
    どうしょうもなければしょうがない。
  • ATMの普及と銀行の窓口係の仕事の変化 - himaginary’s diary

    ボストン大学のJames Bessenが、IMFのFinance and Developmentで、自動化の進展と雇用の関係について考察している(H/T Tim Taylor)。そこで彼は、ATMが普及したにも関わらず銀行の窓口係の職員数が増加した例を引き、自動化が必ずしも失業につながるとは限らない、と指摘している。 ATMに普及にも関わらず銀行の窓口係が増加した理由として、Bessenは以下の2点を挙げている。 以前より少ない人数で支店を開くことができるようになったので(平均的な都市部での支店当たりの窓口係の人数は1988年から2004年に掛けて20から13に減少した)、市場占有率を上げるために銀行がより多くの支店を開くようになった(都市部の支店は43%増加した)。 この点についてTaylorは、1980〜1990年代に州内や州外で支店を増やすことに関する規制が多くの州で緩和されたことも

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  • 最も財政の信頼性が高い国 - himaginary’s diary

    についてローレンス・コトリコフが書いている(H/T マンキュー)。 Economists have been slow to realize that the official debt and its annual change – the deficit — measures fiscal language, not fiscal policy. But the profession is now clear on the point. Over 1,200 economists, including 17 Nobel laureates in economics, have endorsed www.theinformact.org, a U.S. federal law mandating infinite-horizon fiscal gap accounting by gove

    最も財政の信頼性が高い国 - himaginary’s diary
  • 紙幣の廃止の帰結? - himaginary’s diary

    以前、ソマリアで国家が崩壊した後も紙幣が流通し続けたエピソードを紹介したことがあったが、似たようなエピソードをTony Yatesが紹介している。 Recall the example of Kurdish controlled Iraq when NATO was enforcing the no-fly-zone, and before toppling Saddam. Saddam tried to debase and then abolish the cash circulating in the Kurdish zone. But even with no central bank, formal government, or even legal system, these notes held their value anyway. That could have been

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  • 誰がために壁は倒れた? 資本主義への移行の収支決算 - himaginary’s diary

    というエントリをベルリンの壁崩壊25周年を機にブランコ・ミラノヴィッチが書いている(原題は「For Whom the Wall Fell? A balance-sheet of transition to capitalism」;H/T Mostly Economics)。 そのエントリで彼は、一人当たり実質GDPの購買力平価による比較もしくはその成長率に基づき、資主義への移行国を以下の4つのグループに区分けしている。 明確な失敗国 2013年<1990年 タジキスタン、モルドバ、ウクライナ、キルギス、グルジア、ボスニア、セルビア 相対的な失敗国 成長率<1.7% マケドニア、クロアチア、ロシア、ハンガリー 追随国 1.7%<成長率<2% チェコ、スロベニア、トルクメニスタン、リトアニア、ルーマニア 成功国 2%<成長率 ウズベキスタン、ラトビア、ブルガリア、スロバキア、カザフスタン、ア

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  • インフラ支出のビッグ・プッシュは是か非か? - himaginary’s diary

    IMFの研究者が先進国での公共投資によるインフラ整備を訴えたのに対し、マンキューが疑問を呈した。さらにそのマンキューにEconospeakのピーター・ドーマンが疑問を呈している。 Abdul Abiad, David Furceri, and Petia Topalova (IMF Survey) The study, which is published in the IMF’s October 2014 World Economic Outlook report, examines the macroeconomic effects of public investment in a large number of countries. The findings suggest that in countries with infrastructure needs, now is a

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  • 様々なマクロ経済学の世迷言に騙されないための素朴なケインズ経済学 - himaginary’s diary

    というエントリをデロングが書いている(原題は「Naive Keynesianism to Keep You from Believing Macroeconomic Idiocy of Various Kinds: A Useful Graph for Jackson Hole Weekend: Thursday Focus for August 21, 2014」)。そこでデロングは、輸出、企業の設備・ソフトウエア投資、政府購買、住宅建設という四大需要項目を、潜在GDPにおける比率の直近の景気循環のピークからの乖離として描画した以下の図を示している。 この図からデロングは以下の9つの教訓を引き出している*1 雇用が低迷し賃金が伸びないのは、米国の企業や労働者の世界市場での競争力が低いためだ、という議論は、輸出のシェアの伸びと矛盾する。 雇用が低迷し賃金が伸びないのは、米国企業が「不確実性

    様々なマクロ経済学の世迷言に騙されないための素朴なケインズ経済学 - himaginary’s diary
    kenzy_n
    kenzy_n 2014/08/23
    ブレない芯をもつ
  • 長期的な実質為替相場:バラッサ=サミュエルソン効果再考 - himaginary’s diary

    というNBER論文が上がっている。原題は「The Real Exchange Rate in the Long Run: Balassa-Samuelson Effects Reconsidered」で、著者はMichael D. Bordo(ラトガーズ大)、Ehsan U. Choudhri(カールトン大)、Giorgio Fazio(ニューキャッスル大)、Ronald MacDonald(グラスゴー大)。 以下はその要旨。 Historical data for over hundred years and 14 countries is used to estimate the long-run effect of productivity on the real exchange rate. We find large variations in the productivity

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  • アマチュア対プロ - himaginary’s diary

    The Big Pictureに音楽評論家のBob Lefsetzが表題のエントリを寄稿している(H/T 石町日記さんツイート)。 アマチュア アイディアに溢れていて、それらのすべてに興奮を覚えるが、いずれも実現しない。 プロ アイディアに溢れていて、そのうちの一つを取り上げて実現に全力を尽くす。 アマチュア 自分は何でもできると思う。 プロ 一つのことさえ達成するのは不可能に近いと知っている。 アマチュア 自分は何でも知っていると思う。 プロ 常に学んでいる。 アマチュア 準備無しに始める。 プロ 研究し、詳細を知悉することに努め、全体像を掴もうとする。そうしたことは始める前に把握しておくべき。というのは、実行しつつ調整するのは困難で、時間とエネルギーを消耗するものだから。三輪で設計した自動車に四つ目の車輪を装着するのは難しい。 アマチュア 完成させない。 プロ 遂行がすべて。確かにこ

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