農林水産省は2017年度から、コメ農家を保護してきた手厚い補助金の抜本的な見直しに着手する。コメを家畜のエサに回した時に出す補助金の支給条件を厳しくするほか、既に水田として使えなくなった農地への補助金も打ち切る。コメの生産調整廃止(減反廃止)を2018年に控え、零細農家を温存してきた制度を改め、大規模な専業農家を中心とする農業構造の実現を目指す。コメ農家への補助金で柱になっているのは豚や鳥のエ
農林水産省は2017年度から、コメ農家を保護してきた手厚い補助金の抜本的な見直しに着手する。コメを家畜のエサに回した時に出す補助金の支給条件を厳しくするほか、既に水田として使えなくなった農地への補助金も打ち切る。コメの生産調整廃止(減反廃止)を2018年に控え、零細農家を温存してきた制度を改め、大規模な専業農家を中心とする農業構造の実現を目指す。コメ農家への補助金で柱になっているのは豚や鳥のエ
国内で出荷されるかんきつ類の約7割を占める温州(うんしゅう)ミカンの「両親」を突き止めたと、農研機構果樹茶業研究部門(茨城県つくば市)が発表した。江戸時代以前から明治初期まで広く食べられていた紀州ミカンとクネンボが、その正体。長年の謎を、DNA鑑定で割り出したという。 温州ミカンは明治時代に入ってから栽培が本格化した在来品種。江戸時代初期には存在していたとみられているが、親品種はわかっていなかった。 農研機構は、DNAの塩基配列が品種間でわずかに異なる206カ所の目印に着目し、温州ミカンと66種のかんきつ類との親子鑑定を実施した。その結果、母親にあたる「種子親」は中国から伝わり明治中期まで主要品種だった紀州ミカン、父親の「花粉親」はインドシナ原産で江戸時代まで主要品種だったクネンボとわかった。 紀州ミカンは香りや味に優れる…
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