「戦後体制からの脱却」を掲げて登場した安倍晋三政権。閣僚や自民党三役、そして首相官邸の要所に“改憲タカ派”を配置してスタートしました。首相は「特定の歴史観、戦争観の是非について政治家が語ることについては謙虚であるべきだ」(三日、衆院本会議)といいますが、その顔ぶれは“靖国史観”という「特定の歴史観」を語ってきた面々です。 靖国ビデオ制作した日本会議と深い関係 靖国神社の軍事博物館・遊就館で上映されているビデオ映画(「私たちは忘れない」)があります。宣伝文句は「教科書では教えられない真実の歴史が、今よみがえる」。日本の戦争が「自存自衛」「アジア解放」の「正しい戦争」だったという靖国史観を遊就館の展示以上に露骨に繰り広げています。 このビデオ映画を企画・制作した団体が「日本会議」(「英霊にこたえる会」との共同制作)。靖国史観を正面きって宣伝する右翼改憲団体です。憲法改悪を叫び、教育基本法改悪で