イギリスの中央銀行、イングランド銀行は2日、0.5%の大幅な利上げを発表しました。利上げは10回連続で、景気後退への懸念がある中でもインフレを抑え込む姿勢を引き続き鮮明にした形です。 イングランド銀行は2日、前日まで開いた会合の結果、政策金利を0.5%引き上げて4%にすると発表しました。 4%台の金利の水準はリーマンショックが起きた2008年以来となります。 また、利上げはおととし12月以降、10回連続で、0.5%の金利の引き上げは去年12月の会合に続く上げ幅となります。 イギリスでは去年12月の消費者物価指数が前の年の同じ月と比べて10.5%上昇し、4か月連続でふた桁の高い伸び率となっています。 会合では、9人の委員のうち2人は金利の据え置きを主張しましたが、7人は今回の0.5%の利上げを支持し、インフレへの警戒感が強いことがうかがえます。 声明では「国内の物価と賃金の上昇圧力は予想以上