横浜の親会社TBSホールディングス(HD)からゲームサイト「Mobage(モバゲー)」の運営会社ディー・エヌ・エー(DeNA)への球団譲渡正式発表を28日に控え、24日、球界にさまざまな動きが出た。同社の球界参入に慎重な姿勢の楽天は、井上智治オーナー代行が、実行委員会やオーナー会議で「全会一致が原則」との見解を示した。また、横浜の加地隆雄球団社長(70)は、TBSHDから球団譲渡で合意したことを初めて伝えられ、来季も引き続き横浜を本拠地にすると説明されたことを明かした。 楽天井上オーナー代行はこの日、都内で取材に応じた。「(実行委員会とオーナー会議で)全会一致で迎え入れるのが原則じゃないですか」との見解を示した。反対の理由は、同社の課金システムなど業務に対する懸念、長期保有に対する不安などが挙げられている。 野球協約では球団の譲渡にはオーナー会議と実行委員会の4分の3以上の賛同が必要とされ