子どもの頃、道端で拾った石ころが賢者の石に思えてみたり、ガラスのかけらが海賊たちの落としていった財宝に思えたり、そして手のひらに収まるそれらのものを大切にポケットにしまい込んだ経験はないだろうか? 大切に思ったものはポケットへ。それでもって次の日も宝物探しの冒険に出発だ。前の日に取っておいた宝物のことはすっぽりと忘れちゃったりもするんだけど、だがそれも良い思い出。 アメリカ、カリフォルニア州オークランドに住むカメラマンのメリッサ・カセマンさんは、幼稚園に通う6歳の息子のズボンを洗濯する時、必ずポケットの中に何か入っていることを発見。その都度写真に収めていった。 そこには彼なりのロマンと冒険の記録が詰め込まれていた。