三菱重工業は2017年5月9日、「2015事業経営計画推進状況」の説明会を開いた。その中で、小型ジェット旅客機「MRJ」をはじめとした民間航空機事業について、人員を一時的に削減する計画を発表した。
三菱重工業は2017年5月9日、「2015事業経営計画推進状況」の説明会を開いた。その中で、小型ジェット旅客機「MRJ」をはじめとした民間航空機事業について、人員を一時的に削減する計画を発表した。
2017年3月の有効求人倍率は1.45倍と1990年11月以来、26年4カ月ぶりの高水準になった。今のままでは、日本が「人手不足倒産」に陥りかねない。日本の経済社会、地域社会を支える存在として「外国人」の役割を真剣に考える時が来ている。 兵庫県豊岡市。円山川がもうすぐ日本海に注ごうという場所に城崎温泉はある。志賀直哉の『城の崎にて』で知られた温泉地は、柳の植わった大谿川(おおたに)沿いに木造の温泉宿が並び風情がある。 ここ数年は日本人観光客に加え、そんな日本情緒を求める外国人観光客が増加。今では外国人客は年間4万人と、全体の5%超を占めるまでになった。 その城崎温泉の旅館の最大の悩みが人手不足だ。客室係や、調理補助などの人手が足りない。旅館業組合が行ったアンケートでは、回答した旅館35軒のうち客室係が足りないと答えたところは77%。43%の旅館が部屋が空いていても人手が足りないために「売り
『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 東芝の半導体事業をけん引してきたフラッシュメモリーを発明した舛岡富士雄・東北大学名誉教授は「東芝では当初、フラッシュメモリーの技術は全く評価されなかった」と語る。 フラッシュメモリーは、デジタルカメラ、メモリーカード、スマートフォン、パソコンなどの記憶媒体に使われて市場を拡大させてきた。ここ数年、インターネットのクラウドサーバのデータセンターで、ハードディスクドライブ(HDD)からの置き換えも本格化し、一段と需要が拡大している。さらに、IoT(モノのインターネット)で収集した情報をAI(人工知能)で解析するというビッグデータの時代には、その需要は爆発的に広がる見通しだ。 舛岡氏には、
ルポライター。1959年、東京生まれ。早稲田実業学校卒業後、早稲田大学第一文学部卒業。これまで経済誌や総合誌を舞台に、企業経営者(特に中小企業)、職人、研究者などのインタビュー記事を多数執筆。近年は人物評伝に注力。主な著書に『全員反対! だから売れる』(新潮社2004年)、『よくわかる介護・福祉業界』(日本実業出版社2007年改訂版)、『ヤフー・ジャパンはなぜトップを走り続けるのか』(ソフトバンククリエイティブ2006年)、『満身これ学究 古筆学の創始者、小松茂美の闘い』(文藝春秋2008年)、『大好きなニッポン、恥ずかしいニッポン』(マガジンハウス2011年)、『らくだ君の「直言流」』(出版芸術社)2014年)などがある。 katsumi-y@my.email.ne.jp 飛び立て、世界へ! 中小企業の海外進出奮闘記 小さくても特定の商品やサービスで世界的なシェアを持ち、グローバルに活動
総裁派閥を抜く「大宏池会」結成へ?(週刊朝日 2017年6月2日号より)この記事の写真をすべて見る ある閣僚経験者が4月下旬、官邸で安倍首相にこう尋ねた。 「首相は信頼しているようですが、この人(麻生氏)、大丈夫ですか」 安倍首相は笑顔でこう断言したという。 「1割、(再登板の)気持ちはあっても、それ以上ではないよ」 だが、安倍首相の読みは外れつつある。 「小さな派閥が乱立するより大きな派閥が必要だ」 副総理でもある麻生太郎財務相は5月15日、自ら率いる麻生派が山東派などを事実上吸収合併することで合意した意義をこう強調した。 都議選後の7月に約60人の新派閥を結成する段取りで、最大派閥、細田派(96人)に次ぐ勢力になる。安倍一強が続き、久しくなかった派閥再編がにわかに慌ただしくなった。 翌16日、「反主流派結集」と注目を集めた勉強会が発足した。約20人の自民党議員が集まり、野田毅・前党税制
東芝メモリの1次入札が行われた3月29日、東芝の綱川智社長は報道関係者とアナリスト向けの会見で、東芝メモリの売却額について「少なくとも2兆円」と発言した。 これは、大失言だった。 まだ5月中旬の2次入札を控えているときに、東芝の社長ともあろうものが、軽々しく売却額を口にしてはならなかった。しかもその額は、あまりにも安い値段だった。 覆水盆に返らず。一度、社長の口から出てしまった発言内容は、もはや撤回できない。東芝メモリの売却額は、2兆円というあまりにも安い価格を基準として、2次入札が行われることになる。 本稿では、まず、2兆円が安すぎると考える根拠を述べる。次に、なぜ、そのような安値になってしまったのかを分析する。 アナリストが言いだした1.5~2兆円の売却額 東芝メモリの売却額は、綱川社長が上記会見で発言するより随分前から、「1.5~2兆円」と言われていた。一体誰が言い出したのかと、日経
DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 中国人による“爆買い”が一段落付く一方で、昨今、日本で検診や病気の治療を行う「医療ツーリズム」が活気づいている。しかし、制度の盲点を突き、日本の医療制度に“タダ乗り”している中国人も急増しているという。その実態を取材した(ダイヤモンド・オンライン副編集長 田島靖久) 「中国からの患者が押し寄せ、とにかく大変。言葉が通じず、しかも『はるばる来たのだから先に見ろ』などとわがままを言う人も多く、日本人の患者にしわ寄せが及んでいる。しかし、日本人へのしわ寄せはそれだけではない…」 こう語る医師が所属するがん専門の大手病院には、ここ数年、中国人のがん患者が大挙して訪れている。中国では承認されていないクスリの投与を望む患者や、最先端の治療を受
4月20日、銀座の目抜き通りにオープンした大型商業施設「ギンザシックス」。物販エリアの中の最上階に当たる6階にオープンしたのは、先端のファッションブランドでも高級インテリアを扱う店舗でもなかった。開業したのは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が展開する「蔦屋書店」だ。 2011年以降、CCCは東京・代官山の「蔦屋書店」を初めとして、「蔦屋家電」や大型商業施設の「T-SITE」など、居心地と生活提案を充実させた新型店舗を次々と開業している。今回の銀座の蔦屋書店は6万冊を取り扱い、アート関連の書籍を充実させた施設で、ギャラリーも併設する。訪日観光客らに対する日本文化の発信も意識して、日本刀まで陳列している。併設するスターバックスコーヒーも、重厚感漂う特別な作りだ。 CCCといえば、「TSUTAYA」の看板で、DVDのレンタル店を展開するイメージが強い。事実、現在もTSUTAYAのF
大げさな話でなく「本の雑誌」が無かったら、今の私も無かっただろう。 本の虫だった高校時代、何人かの本好き友人はいたものの新しい情報に飢えていた時、週に数回通っていた書店で新しい雑誌を見つけた。「本の雑誌」というシンプルなネーミングで中を開いてみると、新しい本の情報や本にまつわるモロモロの話が書かれているではないか。とりあえずと買い求め、読んですぐファンになった。 創刊2号だったので、創刊号が欲しいと思ったのだが電話をするのが恥ずかしくて、結局手に入れずじまいだった。それからあとはその書店に予約して、入ったら連絡を受けて買いに言ったり、定期購読をしたりして何十年と取っていた。 大学が長野の僻地だったので、新刊情報は「本の雑誌」だけが頼りだった。1か月に一度、松本に本を買いに行くときに、付箋を貼った「本の雑誌」を携帯していった。北上次郎さんのオススメ本をいったい何冊買っただろう。田舎にいても新
メジャーリーグの現場に挑む日本人選手は、通訳、勉強法、コミュニケーションに対してどんな準備をして渡航するのでしょうか。元メジャーリーガーの長谷川滋利さんが明かします。 「フィールド・オブ・ドリームス」が僕の先生 僕は学生時代から「いつかはアメリカに行きたいな」と思ってましたから、割と英語の勉強はしてきた方だと思っています。文法もしっかり学びましたし、テストの点も悪くなかった。でも、大学2年生の時、全日本の遠征でバンクーバーに渡航した際、リスニングもスピーキングも通用せずに、まったくコミュニケーションを取れなかった。ちょっと落ち込んだのを覚えていますね。 逆に「俺、英語なんて喋られへん」と言っていた面白い先輩が、ブロークンイングリッシュで現地の子供から笑いを取ってたりして「英語って勉強しなくても気持ち次第で何とかなるんやな」と気づいたのもその時です。 大学4年の時にもシアトルに行きましたし、
肘の靱帯再建であるトミー・ジョン手術。野球好き以外には聞き慣れない言葉かも知れないが、ダルビッシュ有や松坂大輔、古くは村田兆治などが受けている。かつては成功率1%とも言われたが、現在は8割近くが復帰に成功している。 本書はトミー・ジョン手術を中心に米国や日本の野球投手の「腕」の故障に関する問題を検証しているが、その背景にあるのは、野球界に限らず抱える古くて新しい課題だ。問題の解決手法が見出されていない場合、人はどのようにして立ち向かうか。科学か伝統か、事実か信条か。 772球。2013年春の選抜高校野球大会。済美高校の安樂智大が9日間5試合に登板し、投げた球数だ。日本のプロ野球選手が100球程度で中5日で登板することを考えれば、その球数の多さが際立つ。 国内ではその鉄腕ぶりが感動を呼んだ一方、国外には「子どもへの虐待」との指摘もあった。安樂はその後、右肘を故障しながらも(トミー・ジョン手術
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清潔感があって働き者であることを結婚相手に求めるのは当然だ。そうでないと健全な家庭を築くのは難しい。ただし、その相手となんとなく「気が合う」ことも同じぐらい大事だと筆者は思う。 35歳以上で結婚した「晩婚さん」を取材していると、結婚相手に対して激しい恋愛感情はなくてもいいし、性格や趣味が違っても構わないと考える人が少なくない。でも、人間関係や家族、人生などに対する価値観だけは、深いところで同じでありたい。そうでないと、愛情と信頼をお互いに抱き合うことが難しいからだ。 しかし、30歳を過ぎるあたりになると周囲から独身の異性が減っていく。自然な形で価値観のすり合わせができる相手が少なくなってくるのだ。 では、どんな場に行けば気が合う異性と出会えるのだろうか。 課題本を話題にして会話を楽しむ 結婚が前提のお見合いやパーティではなく、大人たちが気楽に交流して仲良くなって恋愛や結婚に発展しやすい場が
「いま日本で一番すごい経営者」の登場だ。モノが売れない時代にもかかわらず、30期連続の増収増益を達成するなど破格の勢いで成長している。なぜ一人勝ちできるのか――その極意を語り尽くした。 「利益が第一」では失敗する 経営というのは売り上げや利益を上げようと鼻息が荒くなるほど、その逆になってしまうものです。企業として売上高や利益というものが第一の目的になってしまうと、お客の立場を忘れてしまうからですね。 私も創業時はそうで、経営に行き詰まりました。しかし、1972年に訪米した際にアメリカ人の生活の豊かさに衝撃を受けると、それからは日本人の暮らしをアメリカに近づけたい、日本人の生活をより豊かにしたいというロマンを持ち、それを達成するためにビジネスをやるようになりました。 そして、人々の暮らしを豊かに、より豊かに、もっと豊かに……と毎朝毎晩考えて商品を作り続けてきたら、気が付いたら30期連続の増収
財務省がウソをつけば同じようにウソをつく「御用学者」たち 10年ほど前、テレビで盛んに「子供にツケを回さない」という話がでてきました。その頃のテレビが言っていたのは、「景気が悪く税金が足りない。そこで国は国債を発行して税収の不足を補う」ということが原因で、その結果、「国の借金が1,000兆円にもなるので、国民一人あたり800万円ものツケが残る」と説明され、だから「子供にツケを残さないために、消費税を増税しなければならない」と言われました。 たしかに論理は通っているし、言う人が、財務省だったりNHKのアナウンサーだったりしたので、「それは大変だ。自分達が税金を払いたくないと言って借金し、それを子供たちにツケるわけにはいかない。少しぐらい消費税が増えても我慢しよう」と覚悟をしたのです。それに加えて、ヨーロッパの方で「ギリシャ危機」などが起こり、経済の専門家がテレビで「このまま行くと、日本もギリ
前回「なぜ日本人の給料は上がらないのか? 武田教授が暴露する巨大なウソ」で、財務省とそれに従う御用学者の嘘を論理的に暴いた中部大学教授の武田邦彦先生。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では、前回に続き「日本には膨大な借金がある」という、もはや一般常識となりつつある認識について、日本の連結決算などを引きながら真っ向から反論。「本当は消費税ゼロも可能」という、衝撃の持論を展開しています。 日本国全体には本当に膨大な借金があるのか? 読者の方は、財務省やNHKという権威のあるところが、ここ10年以上も繰り返し「日本国には膨大な借金がある」「そのツケを子供に回してはいけない」「だから消費税を上げて、財政を立て直す必要がある」というのを聞いているのだから、おいそれと著者の言うことに納得するはずもない。 確かに政府には借金がないのかも知れないが、日本国全体には借金があるの
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