インターネット時代に、音楽レーベルにはどんな役割があるのだろうか。 これまでの「音楽業界」が活気を失いつつある今、インターネット上、特にニコニコ動画では、音楽家とリスナーがへだてなく交流する新しい音楽文化が生まれている。音楽家たちは自分の曲をすべて無料で公開し、リスナーは当然のこととしてそれを受け止める。リスナーたちと直接やりとりをして、お手製のCDを売る音楽家も続々あらわれている。 その中で、いわばその「中間」に入ってくるレコード会社や音楽レーベルは音楽家からもリスナーからも「不要なもの」と見られかねない。そんな逆風を受けながら、インターネットの音楽家のCDをリリースしつづける音楽レーベルがある。それがハッチ・エンタテインメント所属の「LOiD」だ。 LOiDのラインナップを見てみると、ニコニコ動画で人気を集める音楽家のCD、サブカル誌「CONTINUE」などで話題になったアニメ「護法少
![ネット音楽レーベルの社員・むらたさんがCDデビューする理由 (1/6)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2f9649248d597d0e062473926be94f58b41b39b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2010%2F03%2F08%2F1573564%2Fl%2Ff7fa45bf39c55e82.jpg%3F20200122)