Windows Vistaに搭載される「メイリオ」は、Sans-Serif(角ゴシック)の新フォントだ。米Microsoftが開発したフォントのスムージング技術「ClearType」に対応し、特に液晶ディスプレイで可読性が高まっている上、デザインとバランスの良さから画面上でも印刷でも「明瞭」で読みやすいという。 同フォントのデザインは、デザイナーの河野英一氏、マシュー・カーター氏、フォント制作会社のC&G(東京都新宿区、坂本達社長)が担当した。 河野氏は英国在住。ロンドン地下鉄の駅名などで使われている著名なSans-Serif書体をリデザインした「New Johnson」で知られる。米MicrosoftのART(先端可読性技術開発グループ)は2002年4月に河野氏を迎え、Vistaに搭載する新日本語フォントのリサーチを開始した。 河野氏は、読みやすいオンスクリーンフォントとして評価が高い「