中国人と中国資本による“日本買い”は、周知のように驚くべき規模と広がりで進んでいる。 ジャーナリスト 藤野光太郎=文 amanaimages、PANA=写真 現在、日本国内のガソリンは1リットル約130円(10年9月現在。以下同)。同じく牛乳が約200円。首都圏で調べたところ、ペットボトル水は500ミリリットル120~180円程度。今や日本の「水」は、ガソリンや牛乳より高価な商品としてスーパーやコンビニに平然と並べられている。 しかも、ミネラルを含む自然の地下水「ナチュラル・ミネラル・ウオーター」もミネラルを人工的に注入した「ミネラル・ウオーター」もミネラルが含まれない自然水「ナチュラル・ウオーター」も、ただの水道水と変わらない「ボトルド・ウオーター」とほぼ同じ価格だ。 家庭に送られる水道水も有料だが、それは1リットルあたり0.1円程度で、あくまでも“公共料金”の範囲内。例えば、150円