原子力発電所で勤務する従業員などを、テロに対する「内部脅威」ととらえて、過去の犯罪歴などを調べる「信頼性確認」に向けた法的整備の検討が原子力規制委員会で進んでいる。 東京電力福島第1原子力発電所で不可解なトラブルが相次ぐなか、テロ対策として有効な反面、テロ対策を名目に、「身体検査」を通じて不当な差別につながる可能性を懸念する声もある。 汚染水「移送ミス」は本当に「ミス」なのか 福島第1原発では、2014年3月19日には浄化装置「ALPS」(アルプス)の不調でほとんど浄化できていない水が処理済みの水が入ったタンクに流れ込み、再び汚染されるという事態を招いた。4月14日には、使う予定のなかった仮設ポンプ4台が動いて高濃度汚染水約200トンが、予定とは異なる建屋に移送された。いずれのケースも、汚染水が本来とは違うルートを通ることになった原因は解明されておらず、人為的な要因を疑う声も出ている。 2
連合は17日、東京都内で26日に開くメーデー中央大会への招待状を自民、公明両党に送ったことを明らかにした。自民党を招待するのは1989年の連合結成以来初めて。支持してきた民主党の党勢回復が見込めない中で、政策実現のために自公政権に寄らざるを得ない苦悩がにじむ。 連合によると、今年は共産党を除く全党に招待状を出した。自民党は返事を保留中だが、公明党の山口那津男代表は出席する意向で2000年の神崎武法代表以来14年ぶりとなる。また、首相と厚生労働相には毎回、招待状を出しており、昨年は欠席した安倍晋三首相が出席するかが焦点だ。自民党首相は、01年の小泉純一郎首相(当時)を最後に出席していない。 一昨年12月に民主党が野党に転落して以降、連合内では「民主党離れ」が強まる。安倍政権は昨年秋に政府と労働界、経済界による「政労使会議」を立ち上げ、賃上げを要請した。連合は雇用・労働法制の緩和反対などの主張
東京電力福島第一原子力発電所で高濃度の汚染水約200トンが本来の移送先ではない建屋に流入した問題について、東電は18日、汚染水の移送ポンプの配線などには問題がなかったとの調査結果を、原子力規制委員会の検討会に報告した。 誰かが配電盤のスイッチを操作して、ポンプ4台が誤作動したものと断定し、作業員ら約90人を対象に事情を聞いているという。 東電は当初、配線ミスなど電気系統のトラブルで4台のポンプが動いた可能性もあるとみていた。 4台のスイッチはそれぞれ別の配電盤にあるが、どれも空調設備のスイッチと隣り合っているうえ、番号の表示だけで機器名は明示されていなかった。このため、東電は「空調の操作と間違ってポンプを動かした可能性もある」と説明した。
東京都のアニメ制作会社「A-1 Pictures」に勤め、辞めた後の2010年10月に自殺した男性(当時28)について、新宿労働基準監督署が過労による鬱病が原因として労災認定したことが18日、分かった。遺族側代理人の和泉貴士弁護士が明らかにした。認定は11日付。和泉弁護士によると、男性は正社員として06年から09年12月まで勤務。会社にタイムカードで労働時間を管理する仕組みはなかったが、通院し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く