鉄鋼や造船重機の労組でつくる基幹労連は3日、2016年の春季労使交渉で16年度、17年度の2年合計で1人当たり8千円を基準とする賃金改善を求める統一要求案を正式に表明した。この方針を踏まえ加盟労組は具体的な要求額を調整する。基幹労連は3日午後に静岡県熱海市で開いた集会で、工藤智司中央執行委員長が基本構想として打ち出した。業種や企業ごとに業績にばらつきがあることに配慮し、2年8千円の枠の中で各年
自動車や電機などの労働組合でつくる全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)は1日、平成28年春闘の方針案を発表した。基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)として「月3千円以上」を統一要求する。ベア要求は3年連続で、4日の協議委員会で正式決定する。 27年春闘は「月6千円以上」を要求したが、ベアを実現した組合が全体の6割にとどまった。28年春闘は要求額を半分程度に抑え、ベア実現の拡大を目指す。 組合員数約200万人の金属労協の要求は、春闘の相場づくりに大きな影響を与える。傘下の自動車総連や電機連合も「月3千円以上」を要求する方向。一方で、中堅・中小企業の労組が多いものづくり産業労働組合(JAM)は「月6千円以上」として大企業との格差是正を目指す。
ページが存在しません 指定されたURLは存在しませんでした。 5秒後に産経ニューストップページへ移動します。 産経ニューストップへ
厚生労働省が3日発表した今年の賃金の調査で、1人あたりの平均賃金を引き上げた(予定を含む)企業の割合は前年より1・8ポイント高い85・4%だった。1カ月あたりの平均引き上げ額は5282円と前年を28円上回り、比較できる1999年以降の最高額を更新した。 常用労働者100人以上の1661社の回答(有効回答率52・0%)をまとめた。 労働者の規模別でみると、5千人以上の企業の1人平均賃金の引き上げ額は前年より1204円多い7248円。99年以降で初めて7千円を超え、改定率は2・2%だった。規模が小さくなると額も下がり、100人~299人では同282円少ない3947円、改定率は1・6%だった。 定期昇給の制度がある企業のうち、管理職ではない一般職で「ベースアップ」(ベア)をしたのは25・0%で、前年より0・2ポイント増えた。5千人以上では59・7%だが、規模が小さくなると割合も減り、100人~2
政府は「一億総活躍社会」に向けた対策のなかで、働けば少なくともこれだけはもらえるという最低賃金を毎年3%程度引き上げ、全国平均で1時間あたり1000円をめざす方針を打ち出した。最低賃金の上昇は働く人の意欲を引き出し、企業に生産性の向上を促す効果がある。日本の最低賃金は全国平均で今年度798円と、ほかの先進諸国に比べて低い。中小・零細企業に過度な負担がかかるのを抑え、雇用への悪影響が生じないよう
2012年6月、21歳の会社員女性が自宅マンションの屋上から飛び降り、命を絶った。かつて長時間過重労働による心臓疾患などで急死する中高年が多かった過労死問題は近年、若者が精神的に苦しみ、死に追い込まれる「過労自死」が増え、深刻化している。 名古屋市北区で暮らしていた女性は高校卒業後、市内の青果会社に正社員として入社。母親(52)によると、約3年にわたり先輩社員2人から暴言などを繰り返されたという。飛び降りたのは出勤の直前だった。 前夜、自宅で職場からの電話を終えた女性は、黙ったまま体を震わせ、泣き続けた。心配する母親に小さくうなずくだけの女性は、自室に戻り、しばらく出られなかった。先輩から「てめぇー」「うっとうしい」などと継続的に攻撃されてきた、と母親には伝えていた。ただ、一緒にカラオケや買い物に行くほど仲がよかっただけに、心配をかけないよう、「大丈夫」と平静を装っていた。 動物が大好きで
柏労働基準監督署は2日、労働中に発生した2件の死亡事故について、労働安全衛生法違反の疑いで、田村興業(野田市)と同社の男性社長(59)、千葉建設工業(柏市)と同社の男性社長(75)をそれぞれ千葉地検松戸支部に書類送検した。 同監督署によると田村興業と同社長の送検容疑は6月1日、野田市内の工事現場で、義務である特別教育を行わないまま男性社員(71)にチェーンソーを使った伐木作業を行わせるなどしたとしている。この男性は倒れた木の下敷きとなり死亡した。 千葉建設工業と同社長の送検容疑は8月18日、柏市内での農道舗装工事で、義務である特別教育を行わないまま71歳の男性社員にローラー車を運転させたとしている。この男性が車から転落した後に車が無人のまま走行したため、別の男性社員(51)が下敷きとなり死亡した。
阪神大震災後に精神的なダメージを受けた人たちの後遺症(PTSD)が大きな話題となりました。その後、様々な場面で心的外傷後ストレス障害という心の病がPTSDという言葉として広がってきました。 実は、セクハラでもこのPTSDがいろいろと取り沙汰されるようになってきています。そもそもPTSDのA基準とされる「生涯忘れることのできない心の傷」にはトラウマのきっかけになることとして、自然災害や戦争、大規模事故、性暴力被害、DV、子供の被害、交通事故などが挙げられており、セクハラもその一つです。 アメリカ精神医学会による診断基準の主要3症状は、(1)再体験(B基準)…トラウマ体験を思い出す。事件と似たような状況に置かれたときに、不安や恐怖を感じる、(2)回避・まひ(C基準)…トラウマ体験を思わせるもの、状況、場所、人などを避ける。体験を思い出そうとしない、(3)過覚醒(D基準)…些細(ささい)なことを
月100時間を超す過酷な残業で精神疾患をわずらったとして、兵庫県内の郵便局で課長代理だった50代男性が日本郵便(東京)に賠償を求めた訴訟が大阪地裁(杉浦徳宏裁判長)であり、日本郵便が解決金200万円を支払うことで和解が成立した。11月27日付。 訴状によると、男性は2010年10月に別の郵便局から着任。会議資料の作成などで残業が続き、その月の時間外労働は179時間55分、翌11月は135時間40分に達したという。上司の日常的な叱責(しっせき)もあったといい、11月にうつ状態、11年3月には適応障害と診断され、その後に労災認定された。現在は休職中。 訴訟で男性側は、日本郵便が労働時間の適切な管理や人員配置による業務軽減を怠ったと主張。日本郵便は「仕事は難しいものではなく、分量も多くなかった」と反論していた。日本郵便は「詳細はお答えを控えたい」としている。 <アピタル:ニュース> http:/
中国広東省で、工場労働者らの支援活動をしている四つのNGOの関係者10人ほどが、相次いで当局に拘束されたことが分かった。人権弾圧の状況を伝えるウェブサイト「維権網」などが4日までに伝えた。 同省では最近工場が相次いで倒産し、多くの労働者が給与の不払い問題などでNGOの支援を求めている。現地の政府と対立する場面も増えているため、体制批判が高まるのを恐れた当局が締め付けを強めているとの見方が出ている。 同サイトや関係者の話によると、広州市のNGO「海哥労工服務部」「番禺打工族服務部」「向陽花女工センター」と仏山市の「南飛雁社会工作服務センター」の幹部らが3日、公安当局に相次いで拘束された。すでに釈放された人もいるが、一部は業務上横領や社会秩序を乱した容疑で拘束が続いているという。 政府側も当初は弱者を支援する… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は
This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB11984305046321184388704581395070274678898.html
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く