東京都内で2016年10月12日午後、大規模な停電が発生した。東京電力ホールディングスによれば影響は新宿区、豊島区、板橋区、練馬区、中野区、北区、文京区などで、家庭や事業所など最大35万軒に及んだ。データセンターや携帯電話網など情報通信インフラには影響がなかったものの、コンビニエンスストアや病院、映画館などで停電が発生。レジや発券といった処理が一時滞った。 停電が発生したのは午後3時30分。午後3時38分から順次復旧した。東電HDは午後4時半の時点で「原因を調査中」としている。 データセンターや通信設備、携帯電話網など、情報通信インフラには大きな影響はなかった。停電が起きなかったり、起きても非常用電源が作動したりしたためだ。 NTTコミュニケーションズは、千代田区内にあるデータセンターで停電したが、非常用電源に切り替わったとみられ「影響は全くなかった」。KDDIは「データセンターの拠点数や