【ニューヨーク=小谷野太郎】米決済処理サービス大手のグローバル・ペイメンツは30日、データ処理システムに何者かが不正侵入し、クレジットカード番号など個人情報が流出した恐れがあると発表した。 一部の米メディアは、約5万人分の情報が漏れた恐れがあると報じた。日本など米国以外のカード保有者の情報が含まれるかどうかは不明だ。 グローバル社に決済処理を委託するクレジットカード世界最大手の米ビザは同日、カードを発行した金融機関に連絡し、不正使用の防止策を講じたと発表した。米マスターカードも同様の声明を出した。両カード会社はいずれも、自社のシステムへの不正侵入はなかったとしているが、被害を受けた顧客情報の件数などは明らかにしていない。