アメリカでは2010年代の後半から若い才能がどんどん出てきて、シーンを賑わせている。彼らの特徴は登場時点ですでに、驚異的な完成度に達していること。いきなりシーンを変える実力を持っている。 中でも近年のジャズのリリースで最も大きな話題をさらったのがドミ&JD・ベックの『NOT TiGHT』。 2000年生まれの鍵盤奏者ドミと03年生まれのドラマーのJD・ベックの2人は、YouTubeやInstagramに上げていた動画がきっかけでサンダーキャットやアンダーソン・パークらの目に留まり、アリアナ・グランデと共演したり、パークがブルーノ・マーズと結成したシルク・ソニックのアルバムに楽曲を提供したりするまでになった。 彼らの特徴はロバート・グラスパー以降のジャズやヒップホップを融合させる手法を受け継ぎつつ、複雑な曲を超絶テクニックで奏でて、さらにそれをなぜかキャッチーに昇華してしまうこと。どんなに高
![ジャズの未来を照らす、名門レーベルを虜にした20代の驚異の才能たち | ブルータス| BRUTUS.jp](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4b4af8f6525567ed66b9e9b9527822156b6c70a3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.brutus.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F02%2Ff7aa4bab68a45e19db64b1bd1553204d.jpg)