北海道に関連した映像作品の資料館が9月、札幌に誕生した。さっぽろ芸術文化の館1階にオープンした「北の映像ミュージアム」は、構想から10年を要してようやく関係者の夢が実現したものだが、中でも最大の見ものは、北海道で撮影された400本を数える映画のリストだ。資料作りに奔走した学芸員の高村賢治さん(58)は「今後はこれらの作品を見ることができる環境づくりに力を入れたい」と、さらなる夢に思いをはせた。(札幌支局 藤井克郎) 9月17日、多くの来賓を迎えて開館セレモニーが開かれた「北の映像ミュージアム」の片隅に、緊張した面持ちの高村さんの姿があった。「10年前からおむつを替えたりミルクをあげたりして、やっとよちよち歩きを始めた、といったところですね。これから何とか成人式まで持っていけたらいいなと思っています」と、力作の「北海道ロケ地マップ100選」を前にしみじみと話す。 ミュージアム開設に向けた動き
1954年の映画「近松物語」(溝口健二監督)などで知られる女優、香川京子(79)が映画遺産の保存活動に貢献した人物に贈られるFIAF(国際フィルム・アーカイヴ連盟)賞を受賞し、6日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。 日本人として初めての受賞。約10年前から代表作の資料や監督とのスナップ写真など約300点を同連盟に寄贈していたことから選ばれ、「光栄ですけれど、同時に申し訳ない気持ちでおります。これからもできる限りお手伝いをしていきたい」と謙虚に喜んだ。 これまで溝口監督をはじめ、黒澤明監督、小津安二郎監督など巨匠の作品に出演。外国人記者から当時と現在の日本映画界の違いを問われ、「当時は立派な監督のおっしゃることを聞いて、一生懸命ついていく感じでしたけど、今は監督と女優さんはお友達みたいで、それがとっても不思議」と笑わせた。 (紙面から)
このワークショップは、2006年から毎年開催。今回の会場は、この7月にリニューアルされた京都文化博物館とIMAGICAウェスト(大阪市北区)です。映画の復元と保存の意義や最新事情、今後の課題などが報告されます。京都文化博物館(8月27日~28日)では講義を、IMAGICAウェスト(8月29日)は見学と実習が行われます。定員は京都文化博物館が100名、IMAGICAウェストが基礎と応用合計で25名、お申込み締め切りは8/12(金)です。 プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2011年8月27日(土) 会場:京都府京都文化博物館 〒604-8183 京都市中京区三条高倉 10:00~10:30 受付 10:30~10:40 開会の挨拶 太田米男(大阪芸術大学) 10:45~11:30 東京国立近代美術館フィルムセ
dedicated to the preservation of and access to the world's film heritage since 1938
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く