けいはんな学研都市の京都府精華町に、サントリーホールディングスが27日、新たな研究所を開いた。約400人が働き、健康科学や環境緑化などの分野で世界最先端の研究をめざす。 「サントリー ワールド リサーチセンター」は4階建てで、これまで大阪府島本町の3カ所に分かれていた研究拠点を集めた。投資額は約100億円。サントリーが強みを持つ水、食品、植物、微生物などの分野を研究する。館内には共用の実験室や議論のスペースを設けるなど、分野の異なる研究者も対話しやすい設計にした。 研究所ができた地区は、国立国会図書館関西館や大手企業の研究所が立ち並ぶ。構想から40年近くなる学研都市は、施設の立地が進まずに苦しい時期もあった。規制緩和や自治体の支援などもあり、最近は新施設がじわりと増えてきた。 大学・企業が交流 京都府精華町にできた研究施設「サントリー ワールド リサーチセンター」で記念式典が27日開かれ、
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