“食の宝庫”福岡市で行列のできる名店として知られる天ぷら専門店「ひらお」。3月下旬に市中心部にある天神店が閉店することになり、ネット上で「悲報」などと惜しむ声が広がっていたが、4月中にも近隣の大名地区に出店することが分かった。ひらおの青柳正典社長が西日本新聞経済電子版「qBiz」の取材に、「天神店に並んでいただいたお客さまの期待に応えたい」と、出店を明らかにした。年内には天神地区にさらにもう1店舗を出店する方針で、ファンには「朗報」となりそうだ。 ひらおは1978年設立。新鮮な魚介類をカウンター内の厨房で揚げるオープンキッチンスタイルで、1時間待ちは当たり前という人気店だ。天ぷら定食が770円(キス・白身・青魚・イカ・野菜3品)とリーズナブルで、オリジナルの「いかの塩辛」は食べ放題。「秘密のケンミンSHOW」などテレビ番組でも地元の名店として紹介され、平日はサラリーマン、休日は家族連れ、観