かくれキリシタン関連の資料を数多く収蔵する熊本県天草市有明町の民間キリシタン資料館「サンタマリア館」(浜崎献作館長)が、建物や収蔵品の売却先を探している。 昨年4月の熊本地震による風評被害などで、入場者が減少したことが理由で、資料館の閉館も検討している。浜崎館長(72)と父親の栄三さん(2009年に90歳で死去)が、親子2代で収集した約400点を展示。マリア観音や十字架を背負った加藤清正像、大江天主堂(天草市天草町大江)を建設したフランス人のガルニエ神父の遺品などが並ぶ。 郷土史を研究していた栄三さんは、キリシタン関連遺産の流出を防ぐために収集を始め、1987年に自宅に隣接した展示施設をオープンした。 「父親を見て、キリシタンの辛苦の歴史に魅せられた」と歯科医師の浜崎館長が引き継ぎ、旧館の老朽化に伴い、現在の教会風の建物を約8000万円で2012年に建設した。 資料館は国道沿いで年間入場者
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