著: 阿部光平 「東京に住んでいることで、自分が大きくなったような気になっていないだろうか?」 そんな思いが頭をよぎることがある。 近ごろどうも、東京に寄り掛かっている自分が目に付くのだ。 言うまでもないが、東京が与えてくれるのは機会や経験であって実力ソノモノではない。 しかし、華やかで時間の流れが速い東京にいると、ついそのことを忘れ、住んでいる街の大きさを自分自身の大きさのように勘違いしてしまうことがある。 みっともない話だ。 東京という便利で有力な後ろ盾を失っても、僕は今と変わらない自分として立っていられるだろうか? そうやって自問自答するとき、頭の中にはいつも地元の友人たちの顔が思い浮かぶ。 カルチャーは古着屋とライブハウスにあった 僕が生まれ育った街・函館は、札幌、旭川に次ぐ北海道第三の都市だ。 新鮮な魚介類や良質な温泉、歴史の教科書にも載っている史跡など、観光資源が豊富で、函館山
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