古い時代の資料に書かれた、読めそうで読めない「くずし字」。九大コレクション(九コレ)で九大所蔵の資料を眺めながら、「くずし字」の世界に触れてみましょう。 読めそうで読めない。 割り箸の袋、蕎麦屋の暖簾、筑紫もちの包み紙… 和風で雅なものには必ずと言ってよいほど書かれている「くずし字」。 現代では演出として書かれることが多い「くずし字」ですが、かつては現役の文字として読み書きされていました。 仮名文字が生まれた古代から幕末明治に至るまで、連綿と書かれ続けたくずし字の資料は、今でも多数保存されています。 九州大学も多分に漏れず、貴重資料をはじめ多数の古典籍・歴史資料を保管しています。 近代以前の文学や歴史、日本の文化を理解するためには、くずし字は避けて通ることはできません... ...そんなしかつめらしい話でなくても、くずし字が読めたら楽しいことはたくさんあります。 風光明媚な観光地に立つ石碑