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ブックマーク / leeswijzer.hatenadiary.com (6)

  • 『学術出版の来た道』書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    有田正規 (2021年10月7日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・307],東京, vi+148+10 pp., 体価格1,500円, ISBN:978-4-00-029707-3 → 目次|版元ページ) 読了.これは超オススメ.とくに現役研究者には必読書.学術出版社と学術誌のたどってきた歴史を見渡しつつ,現在のアカデミアの状況がなぜこうなってしまったのかを冷静に記述する.第4章までは学術書・学術論文の出版史が中心だが,第5章以降が出色だ.コンパクトながら,学術出版社の経営・学術誌ビジネスモデルの変遷・オープンアクセス誌の光と影・インパクトファクター煉獄・学術誌包括契約(ビッグディール)・OAメガジャーナルなど主要な問題点がすべて列挙されている. 書『学術出版の来た道』を読み終えて考え込まざるを得ないのは,すぐに実行できるような解決策が「ない」こと,にもかかわらずこのまま放置すれ

    『学術出版の来た道』書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    kitone
    kitone 2021/10/31
    “これは超オススメ本.とくに現役研究者には必読書.”
  • 「図書分類と図書系統:図書館総合展〈分類フォーラム〉での議論から」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    第17回図書館総合展の会期中,2015年11月12日(木)にパシフィコ横浜・会議センター501号室で開催された〈分類フォーラム〉第一部(13:00〜14:45)でのワタクシの高座は Ustream で録画が公開されている:第17回図書館総合展チャンネルE ― 分類フォーラム[第一部]三中信宏「ヒトはつい、分類してしまう生き物だった」→ Ustream.録画では 5:30 あたりから第一部が始まり,質疑を含めて100分という長丁場だった. この〈分類フォーラム〉では分類と系統に関するいつものお話が中心だったのだが,図書を対象とする分類と系統についても触れたので,ワタクシの見解を以下にまとめておく: 図書をオブジェクトとする「分類」は修辞学的には「メタファー(隠喩)」によるクラスタリング(グルーピング)である.メタファーによる「図書分類」は,オブジェクト間の類似度の定義(分類基準)さえ明示され

    「図書分類と図書系統:図書館総合展〈分類フォーラム〉での議論から」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    kitone
    kitone 2015/11/16
    面白い!この問題で初めてまともな論を見た。/でもライフスタイル分類がメトニミーというのがうまく飲み込めず。。ローカル/グローバルの境界も難しい。ローカルの越境が「提案」なんだろうし。
  • 「雑誌が買えなくなりました(orz)― 後日譚」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    前記事「雑誌が買えなくなりました(orz)」(2013年7月29日)の続き —— 農環研次年度購入雑誌に関する二次調査アンケートを返信完了.Wiley の一括購読を中止することになった.残された予算枠での “復活折衝” がこれから始まるが,かなり多くの進化学・体系学・系統学・統計学・生物地理学関連のジャーナルにアクセスできなくなりそう.購入雑誌の所内選定基準が所内での利用実績(ダウンロード数)あるいは引用数によって大きく左右されるので,所内的なマイナーな研究分野の場合どうしても購入希望が「かき消されてしまう」傾向はしかたがない.とりあえず,ぜひとも “復活” してほしい雑誌だけコメントを返したが. 初回アンケート時の研究員の「声」をざっと読むと,雑誌購読費の削減への対抗策はそれぞれ苦労してやりくり算段しているようすがうかがえる.研究所経費がなければ,研究室経費,それもダメなら私費購入も.こ

    「雑誌が買えなくなりました(orz)― 後日譚」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    kitone
    kitone 2013/10/08
    先生方の私費購入に頼ることになった場合、出版社としてはトータルの収益が増加するんだろうかというのが気になる。買ってる先生に頼んで見せてもらうことが常態化したら……?
  • 「研究者コミュニティの「限界集落」化について」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    先日の所内領域会議でも話題に出たことだが,来たるべき(と思うけど)独法再編にともなって,農水省系の独法研究所がどういうふうになるのかの具体的なプランは「何もない」のが現状らしい.「上」の方でミーティングはやっているようだが.シミュレーションなしの夢物語だけ.過去に繰り返された組織改編でも似たような状況だったので,下々は誰もが「ああ,またか……」という諦観の空気がすでに流れている.下の方でいろいろ意見を出したり,案を作ったりしても,天上から降ってくる鶴の一声ですべてが決まるということ.この件に関してはあまり深くコミットしてもしかたがないという智慧を誰もが身に着けてしまった. ただ,身の回りの研究環境の着実な変化(研究資金・物的資源・マンパワーの劣化)を考えたとき,かなり切実に研究者コミュニティーの「限界集落化」をひしひしと感じ始めている.国立大学もそうだろうが,独法研究所も研究員の平均年齢は

    「研究者コミュニティの「限界集落」化について」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    kitone
    kitone 2012/11/19
    シビアな現実。/必要なものだけ買う、のほうがおそらく安いのだろう。いや、それは短期的な“必要性”にすぎず、長期的に考える必要があるのかもしれない。とはいえそこにオープンアクセスが結びつくと……。
  • 『人文学・社会科学の国際化について』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    学術振興会・人文・社会科学の国際化に関する研究会(編) (2011年10月刊行,日学術振興会,東京 → pdf) 日の人文学・社会科学研究における“言語”の問題が取り上げられている.200ページあまりもあるまとまった報告書.脚註に詰め込まれた「生の声」がとても興味深くつい読み込んでしまった.

    『人文学・社会科学の国際化について』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    kitone
    kitone 2011/12/02
    日本学術振興会の報告書。「脚註に詰め込まれた「生の声」がとても興味深くつい読み込んでしまった」とあって気になる。
  • 「研究上のライブラリーはいかにして生き延びられるか?」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    大学・研究機関で購入している学術雑誌の「査定」が年々厳しくなっている.もちろん,寡占している出版数社が年々購読料を上げていることと,大学・研究機関の図書予算が減っていることの相乗作用が原因.ここでもまた典型的研究分野のジャーナルは安泰だが,非典型的研究分野は風前の灯.農環研の場合,次年度の公費購入雑誌を選定する際の基準は「購入費」・「利用者数」・「他機関所蔵状況」.とくに,利用されないジャーナルは無慈悲なほど切り捨てられる.非典型的分野の場合,もともと利用者数が少ないので,「数の勝負」に出られるとけっして勝ち目はない. ワタクシの表看板の「統計学」のジャーナルは農環研ではちゃんと購入されてきた(かつての農技研・物理統計部の伝統).しかし,最近では購入の可否を決める図書利用アンケートにちゃんと答えないと(うっかり忘れると),購入中止になるケースが出てきた.少数派の悲哀.ジャーナルによって年間

    「研究上のライブラリーはいかにして生き延びられるか?」 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    kitone
    kitone 2011/06/20
    「ロングテールの隅っこに位置する非典型的分野のジャーナルほど購読中止の憂き目を見る可能性が高くなる.購読中止にしたからといって金額的にはたいしてプラスにならないのに.」
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