J1第2節は3日、日産スタジアムで2位横浜M―3位川崎の「神奈川ダービーマッチ」を行う。午後6時キックオフ。タイトル戦線生き残りを懸けた上位対決は、相次ぐ「県内移籍」による因縁も相まって、白熱の度合いを増している。 「3月にやる予定だった時は、気負いみたいなものがあった。でもこの3カ月間でいろんなことが見えてきた」 古巣との対戦を前に、こう力強く話すのは川崎DF田中裕だ。横浜MからMF山瀬と共に今季加入。サイドバックでコンビを組む小宮山も昨季移籍してきた。再び県内チームで一緒に戦うことに「不思議な感じですね」と笑う。 田中裕が「見えてきた」と言うのは、チームにフィットしていることへの自信だろう。具体例の一つに攻撃の形を挙げる。「中盤の選手がいいスペースでボールを回して、僕らDFが追い越していく。その先にあるゴールまでイメージできるようになってきた」。事実、田中裕はリーグ戦2得点、山