ドットインストール代表のライフハックブログ
「Windows Server 2008の概要 第14回 Windows OSに標準搭載された仮想化機能『Hyper-V』」では、Windows Server 2008の新しい仮想化技術であるHyper-Vのアーキテクチャと簡単な構築手順について解説した。Hyper-Vの登場により、仮想化環境を容易に導入できるようになってきたが、思いつきや勢いに任せてサーバの仮想化を進めていくと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがある。そこで本連載では、仮想化環境を導入する際の注意点やノウハウ、そして構築後の管理・運用方法について述べていきたいと思う。仮想化ソフトウェアとしてはHyper-Vを対象に解説をしているが、一般な仮想化ソフトウェア全般に適用できる内容も含んでいるので、仮想化環境を導入するうえでの一助になれば幸いである。 ■仮想化に適さない環境 仮想化環境の導入作業を進める前に、初めに仮想化の対
コンピュータの世界において仮想化とは、資源の物理的特性を抽象化することによって、それを利用するOSやアプリケーション、ユーザーなどから隠ぺいする技法である。それによって、サーバやOS、アプリケーション、ストレージなど1つの物理的な資源(ハードウェア・リソース)を複数の論理的な資源に見せたり、複数のストレージやサーバなどの物理的な資源を1つの論理的なリソースに見せ掛けたりすることが可能になる。現在、一般的に仮想化といった場合は、以下のような種類が挙げられる。 サーバの仮想化 クライアントの仮想化 ストレージの仮想化 アプリケーションの仮想化 ここでは、その中でも特に注目を集めているサーバの仮想化に的を絞って解説していく。サーバの仮想化を使用することによって、1台のサーバ上で複数のOSを同時に稼働させることが可能になる。サーバの仮想化というのは、実はそれほど新しい考え方ではなく、その歴史をたど
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