2005年に人気ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で俳優デビューし、2008年2月から放送されたスーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日系)で主演を務めた俳優の古原靖久さん(37)。 古原さんは、高校を卒業するまで児童養護施設で暮らしていた過去を持ち、YouTubeや講演会などで自身の経験を発信している。そんな彼に、母の死に直面したときの心境や、自身の生い立ちを公表した理由、家族の問題に悩む人々へのメッセージなどを聞いた。(全3回の3回目/1回目から読む) 母の死を受け入れられなかった理由 ――お母さんが亡くなられたことを知ったとき、どのような気持ちでしたか。 古原靖久さん(以下、古原) 受け入れちゃうと心が壊れちゃうような気がして、だから多分受け入れないようにしていました。「いや、だってお母さんは今まで元々いなかったじゃん」みたいな。お葬式にも行ってないし