韓国で名物のイヌ肉料理を禁止する法律がついに成立した。ソウル五輪(1988年)やサッカーのワールドカップ(2002年)など国際スポーツ大会のたびに内外の動物保護団体から非難、糾弾され、「固有の食文化を守れ」といった抵抗、論争が続いてきたがこれで終止符となった。 実施まで3年の猶予期間はあるが関連業者は早速、生活補償要求を叫び、保護団体は現在、約50万匹といわれる〝食用犬〟の保護策を訴えている。一方で、愛好家たちはこれでイヌ肉の価格は暴落するだろうからといって「禁止は残念だが今後、3年間は大いに楽しめる」といじましい。 禁止の背景は外圧より国内のペットブームによる内圧。ペット(愛玩犬)という言葉さえ既に差別語(!)として禁句になりマスコミは「パルリョ(伴侶)」といっている。乳母車(ベビーカー)もヒト用よりイヌ用の方が売れている。道端でイヌを蹴飛ばすと動物虐待で訴えられる。専門の葬儀場もあって