茨城県城里町の自衛隊七会訓練場で昨年8月、訓練中の新隊員24人が与えられた爆薬をなめ、22人が急性薬物中毒で入院した問題で、陸上自衛隊古河駐屯地は4日、2等陸尉で新隊員教育隊の男性教官(26)を減給1か月5分の1とするなど計4人が懲戒処分を受けたと発表した。 他の処分内容は、いずれも教育隊の助教で、3等陸曹男性(26)が減給1か月30分の1、2等陸曹男性(35)が減給2か月15分の1。男性教官の上司である1等陸尉男性(31)が、指導監督不十分として戒告だった。 発表によると、3等陸曹男性は訓練中、男性教官に対し、爆薬を食べたことがあるなどと話し、2等陸曹男性は、新隊員1人に少量の爆薬を食べさせ、それを見ていた男性教官に爆薬が無害であると誤った認識を与えた。