スティッキービットとは特殊なパーミッション(アクセス権)の一つで、ディレクトリに対して設定できます。 誰でも自由に書き込みができるディレクトリを作成する場合、そのディレクトリのパーミッションを「rwxrwxrwx」(777)にすればよいですが、誰もが自由に書き込みができるということは、そのディレクトリの中に作成されたファイルを、誰もが自由に削除できることを意味します。 自分が作成したファイルが、勝手に削除されては困りますね。 そこで、このディレクトリに対してスティッキービットを設定します。スティッキービットが設定されたディレクトリでは、書き込み権限はあっても、自分以外のユーザーが所有するファイルを削除することができません。