埼玉県は、県内の温室効果ガス排出量について、二〇二〇年度までに〇五年度比で25%削減するとした目標の見直しを検討することを決めた。目標達成には二酸化炭素(CO2)を排出しない原発の稼働が前提だったが、東京電力福島第一原発事故の影響で、県内に電力を供給するすべての原発が停止。県は「現状では目標達成は非常に厳しい」としている。 (杉本慶一) 県内の消費電力を賄うために県外の発電所が排出したCO2は、県内排出量として算定される。原発停止で火力発電の依存が高まれば、県内排出量が大幅に増えることになる。 県によると、一〇年度の県内温室効果ガス排出量は四千八万トンで、前年度に比べ約百三十一万トン(3・4%)増。記録的猛暑やリーマン・ショック後の景気回復により、三年ぶりに増加に転じた。 二〇年度までに25%削減を達成するには、一〇年度から七百五十七万トンを削減しなければならない。しかし、東日本大震災で福
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