「政府機関のためのハッキングスイート」の制御用サーバは世界40カ国以上に張り巡らされ、日本にも存在しているという。 ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labは6月24日、各国の捜査機関や情報機関向けに提供されている監視用ハッキングツール「Remote Control System」(RCS=別名Galileo)の実態に関する調査結果を発表した。AndroidとiOSを標的としたモバイルマルウェアも新たに見つかったとしている。 Galileoはイタリア企業のHackingTeamが開発し、「政府機関のためのハッキングスイート」として売り込んでいる。同社のWebサイトによれば、「暗号化をかわしてどんなデバイスからも情報を収集し、相手がどこにいようと監視を継続できる」機能を持ち、「ユーザーの目には見えず、ウイルス対策やファイアウォールにも検出されない」とうたっている。 Kaspersk