Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 アラブ首長国連邦カタール大学、フィンランドのヴァーサ大学、英グラスゴー大学、早稲田大学による研究チームが開発した「Orochi」は、体に巻き付けて使うヘビ型ウェアラブルロボットだ。2本分の腕として多目的に日常を支援する用途を想定している。
![傘を差して荷物も持てる2本分の腕──体に巻き付けるヘビ型ウェアラブルロボ「Orochi」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/edaee34c6e19a8205cd58485755e0e58b655e212/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2005%2F01%2Fcover_news071.png)
ツイッターで話題に 先月末、「JAXAでとんでもないロボットに遭遇した」という文言とともにツイッター投稿された動画。そこには「超小型三軸姿勢制御モジュール」が動く様子が映っています。 地面に置かれた状態から起き上がり、まずは一辺のみでバランスをとります。しばらくすると、1つの頂点だけを接地させて姿勢を維持し始めます。 この動画に対して、「うおおお!って言っちゃった」「どういう原理ですか?」「すごいけど何の役に立つ?」といったコメントが寄せられ、リツイートは4万、いいねは6万を超えています。 主任研究開発員に聞きました いったいどんな仕組みで姿勢を維持しているのか? JAXA部門第一研究ユニットの主任研究開発員・巳谷真司さんに、わかりやすく説明してもらいました。 ――常時公開されているのでしょうか 「常時は公開されていません。今年は9月30日に、年1回開催しているJAXA筑波宇宙センター特別
電通国際情報サービスのテクノロジー・ブティックである「INNOLAB(イノラボ)」は3月30日、ロボットをファッションの一部として”身に着ける”というコンセプトのウェアラブルロボットアーム「METCALF clione(メカフ・クリオネ)」を発表した。 今後は、グランフロント大阪で開催される「うめきたフェスティバル」の会場で4月2日まで展示されるほか、6月にはフランスで行われるアートイベント「バンニューメリック」に出品するという。 METCALFは、INNOLABが新研究領域として“Robotinity & Fashion”を立ち上げたことに合わせて外部研究員として招聘した、ロボティクスファッションクリエイターである“きゅんくん”が、2年ほど前から開発。今回発表されたMETCALF clioneは、きゅんくんが開発した従来機を軽量化したもので、「METCALF」というネーミングは“メカ服”
子供用自転車も、Micro USBで充電する時代へ。 Gyrobikeが初めてその姿を表したのは、2009年のこと。それからジャイロスコープを搭載する倒れない自転車としての開発が進み、この度とうとう大量生産に受けての準備が始まろうとしています。 GyrobikeはGyrowheelと呼ばれる前輪の中で、14.4ワットのモーターによってディスクが回転し安定化装置の働きをしてくれる自転車。アシストのレベルは3段階からワイヤレスでも調整できるようになっているので、上達度合いに合わせて大人がコントロールしつつ、最終的にオフにできるまで練習すれば自力で乗れるようになる、ということなんですね。ステップ・バイ・ステップで上達できるって、子供としても恐怖心が少なくて、練習が楽しい時間になりそう。 さらにGyrowheelはリチウムバッテリーを採用していて、Micro USBで充電する仕組みになっています。
最近の電子工作というと、LED使ったり、マイコンを使ったり、スマホと連動させたりと、「小さくてハイテク」なのが流行だと思いますが、そんな世の流れを完全に無視して、業務用のモーターやセンサー、さらにはマネキンの首などを使い100V電源で動く、無駄にデカイ工作ばかり作っている「阿蘇カラクリ研究所」。しかも作品は、へんてこ……というかどーかしているものばかり。 作っている人自体のキャラも面白くて、こりゃ取材しないわけにはいかない! ……ということで阿蘇まで行ってきました。泊まりがけで。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前
3Dプリンタが革命を起こすのは10年以上...贔屓目に見ても5年以上先 クリス・アンダーソン(以下、クリス)が書いたMAKERSって本はモノづくりベンチャーをいい意味でバズらせてくれたので感謝しきりなのだが、3Dプリンターを悪い意味でバズらせてくれたことについては閉口する。もっとも、クリスは100%完璧に正しいことを言っていて、読み手とそれを取り上げるメディアが曲解して悪い方向にいっているだけなのでクリスに罪はないのだが。 あの本に書いてあった3Dプリンターについての記述をまとめるとこうだ 3Dプリンターというすごいテクノロジーが出てきて、ここ数年で急速に進化している。今はまだ特定の用途にしか使えない特定業務用の技術だが、数年後〜十数年後に驚くような進化を遂げるだろうと予測される。そうなれば、第2の産業革命が起きるやもしれない。 3Dプリンターの技術革新はすごい。ほんの25年前は何十万円も
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