JAWS-UG福岡 2016/3/21「また濃い目にAWSの話をしてみよう」でお話した資料です。
はじめに 以前、AWS利用料のメールが見て、思っていたよりも高くてビックリしたことがあります。調べてみたところ勉強用に立ち上げたRDSを消し忘れていました。今は会社のアカウントを使わせてもらっているので自分の財布に直接響くことはなくなりましたが、同じようなことを起こさないために消し忘れてないかチェックすべきポイントをまとめます。 1.インスタンス 当たり前ですがまずは不要なインスタンスを停止もしくは削除します。もちろんRedshift、ElastiCacheのクラスタ、Kinesisのストリームなども含みます。停止するのを忘れた時に自動でシャットダウンするようにしておくのもいいでしょう。私は以下の記事が参考になりました。 【AWS】CloudWatch入門/使っていないEC2を自動シャットダウンしよう 以下の記事のように起動する際に最初から1日で止まるように設定しておくのも有効だと思います
AWS は、従量課金なので、他者からの不正利用(本来無いことですが)や想定外の利用で、翌月の請求が来て、ビックリということがあります。 私自身も関わっているプロジェクトで、ある月に平時の数倍の請求が来て、原因調査を行ったという経験がありました。 転ばぬ先の杖ということで、先にやっておくべきことについてまとめておきます。 1. AWSアカウントの不正利用を防ぐ まず、考えられるのが、アカウントを乗っ取られての不正利用です。もちろん、不正利用は、請求だけでなく、システムやリソースを守るという点でも防ぐべきことです。 そこで、AWS アカウントは、2要素認証(2段階認証 / 2 Factor authentication / 2FA)を設定しておきます。 手順は、下記のエントリがまとまっています。 AWSアカウント作ったらこれだけはやっとけ!IAMユーザーとAuthyを使ったMFAで2段階認証
AWSでサーバを運用する際にはEC2からAWS CLIを使って他のAWSのサービスと連携したりすることがあると思いますが、AWS環境ならではのシェルスクリプトを集めてみました。AWS CLIのバージョンは1.7.13、Pythonのバージョンは2.6.9を使っています。私はAmazon Linuxで動作を確認しています。 目次 準備する AWS CLIのインストール AWS CLIのアップデート aws configureでセットアップする IAM roles for EC2 instancesに関して 監視系 CloudWatchでカスタムメトリクスを設定する ZabbixからCloudWatchの値を取得する プロセス監視する バックアップ系 AMIとEBSのバックアップを作成する RDSのスナップショットを作成する S3のフォルダを削除する 便利スクリプト系 Route53の自動登録
この記事は、AWS Advent Calendar 2014 の12日目の記事です。 AWSを利用したゲームの運用を行い約1年半、この記事ではAWSのスポットインスタンスを利用した取り組みについて簡単に紹介したいと思います。 なお、こちらの記事は、2014年7月17日(木)~18日(金)に行われたAWS Summit 2014 Tokyoの「Tech Deep Dive By Customers」トラックで発表させて頂いた「AutoScale×ゲーム ~運用効率化への取り組み~」のスポットインスタンスの利用についての簡易版となります。 はじめに みなさんスポットインスタンス利用していますか? 今年に入ってAWSも大幅な値下げが続き、よりサーバ構築や検証を簡単にできるようになったのではないでしょうか。その中でもスポットインスタンスは、破格の価格で利用することが出来「バッヂ処理」や「検証」のた
CDNが単一障害点にならないようにするために ヌーラボでは 2010 年 Cacoo の商用サービスの開始に合わせて AWS における運用を開始しました。当時、運用環境として AWS を採択する決め手の一つになったのが CloudFront でした。その後も着々とエッジロケーションは増え、独自ドメインのサポートなど魅力的な機能も提供され、今ではヌーラボの全サービスの静的ファイルの配信で利用している、無くてはならないサービスとなっています。 その魅力の反面、CloudFront の障害は、アプリケーションそのものに問題がなくても、以下のような表示が崩れた画面が表示されて、ユーザが全くサービスを使えなくなるという、その影響が非常に大きいものです。また障害の原因が DNS やネットワークの経路における問題といった、私たちが直接解決しにくい領域にあることもしばしばです。 ただ、どんな事情であれ、障
AWS アカウントを複数人で使ってシステムを作っていく時に、 セキュリティの面からやるべきことについて。 主に Web アプリケーションを想定した内容ですが、特に書いてあることは特殊ではないと思います。 各所の Blog にも記事書かれてますが思っていることをつらつらと書いてみます。 なんか変なこと言ってたらご指摘ください。 参考: AWSのセキュリティが気になるなら読んでおくべきAWSセキュリティのベストプラクティス - yoshidashingo はじめに (AWS アカウントと IAM ユーザ) 前提というか用語の話。 AWS アカウント アカウント作成時のメールアドレス、パスワードでログインして使うユーザ IAM ユーザ AWS アカウントから発行できる、ユーザ名とパスワードでログインして使うユーザ AWS アカウント周り AWS アカウント (ルートユーザ) で作業できないように
ども、大瀧です。 ここのところ新機能を追いかける記事ばかりだったので、今回は少し毛色の異なるノウハウ系を書いてみます。 負荷テストの前置き(読み飛ばし可) 「Webサイトがテレビ番組で紹介されることになった!大幅なアクセス増がやってくる!」という場合に、ロードバランササービスのElastic Load Balancing(ELB)やCDNのCloudFrontなどスケールするサービスを組み合わせ乗り切るというのは、クラウドらしい柔軟性の高さを活かせる典型な例かと思います。実際、弊社の事例でも多くのお客様に提供し、ご好評をいただいています。 これらのサービスを構成するにあたり、実際のアクセス増に耐えられるか試すため負荷テストを実施することも多いと思いますが、大規模なケースになってくると難しいのが負荷テストを実施するマシンの確保です。これについてもAmazon EC2であれば、Auto Sca
AWSアカウントを安全に運用したいなら最低限これだけはやっとけというTIPSです。 0.AWSのアカウントの種類 AWSアカウントを作ったときには、AWSのrootアカウントしか存在していません。 このままだと「メールアドレス」「パスワード」で「AWSリソースの操作が何でも」できてしまいます。 そこで管理コンソールへのログインはMFA(Multi-Factor Authentication)を利用したうえで、root以外にIAM Userというアカウントを作成し、限定した権限で利用することが強く推奨されています。 rootアカウント:AWSアカウント作成時に作成される何でもできるユーザー IAMユーザー:権限を限定して設定できるユーザー 1.Authyのセットアップ 2段階認証を導入するためにハードウェア型のMFAデバイスか、ソフトウェア型のVirtual MFAが使用可能です。今回はVi
はじめに こんにちは植木和樹です。AWSでは各種ホワイトペーパーなどの資料を多数公開しています。 AWS アーキテクチャーセンター | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語) 今回は上記ページからダウンロードできる「AWS 運用チェックリスト(PDFファイル)」を読んでみました。運用チェックリストという名前ではありますが、AWSを利用する方は一度目を通しておくのをお勧めする内容でした。 チェックリストは大きく3つ「ベーシック」「エンタープライズ」「セキュリティ監査」に分かれています。このうちベーシックは15項目程とコンパクトにまとまっていて、簡易チェックリストとしてお手頃です。 残念ながらまだ日本語訳がされていないようですので、今回ベーシック部分だけをザックリ読んで簡単なコメントを書いてみました。 ベーシック運用チェックリスト 原文は「我々は〜〜〜を設定しています(理解しています)」
注意 この記事は2014年7月5日時点の情報に基いて書かれています。Amazon Glacierの最新の料金体系についてはAmazonの公式ページをご参照ください。 料金 - Amazon Glacier | AWS よくある質問 - Amazon Glacier | AWS 昨日の出来事 Amazon Web Services から6月の請求が来た。 Total: $20.30 あれ、なんか高いぞ・・。 ちなみに先月は 0.18 ドルだった。 やっぱり高すぎる。 内訳を見たら以下のようになっていた。 たしかに先月 Glacier のデータをリストアしたけど、なんだこの 1,633.224 GB というばかでかい数字は・・。こんな大きいデータリストアしてないし、そもそも持ってない。 調べた Amazon Glacier のリストア料金は「ピーク復元レート」というのに基づいて計算される。ピー
こんにちは。望月です。 AWS上でシステムを構築する上で、「AWSのお作法に従う」のは印象以上に重要です。お作法に関しては色々とあるのですが、 *1その中でも一番大きいのは「サーバーは故障するものという前提で設計する」ことにあると思います。例えば、以下の様な点です。 WebサーバやAPサーバなどはロードバランサを介して冗長化し、単一障害点ではなくす 保管する必要のあるデータは全てS3に保管するか、EBSスナップショットを取得する等のバックアップを実施する DBはRDSをできるだけ利用することで、Multi-AZによる障害時自動フェイルオーバーによるサービス継続を実施する 上記1番目の「Web/APサーバの冗長化」ですが、オンプレミスからの移行の際にはこれへの対応が結構大変だったりします。例えば、アプリケーションからローカルのファイルを読み書きするような処理が入っている場合、そのファイルを両
ども、大瀧です。みなさん、EC2をバリバリ使ってますか?使いたいときにすぐ使える仮想マシンとして、開発・検証から本番まで幅広く活用されていると思います。 日頃EC2を業務で運用する中で、EC2インスタンスをコピーすると意図しない環境設定に変わってしまうというトラブルが度々あり、cloud-initというツールに拠ることがわかってきました。 「EC2インスタンスのコピーなんて、一旦インスタンスを作成したあとはあまりやらないのでは?」と思われがちですが、EC2独特の制限などもあり、実際の運用では思ったよりも頻繁にインスタンスのコピーが必要になります。インスタンスのバックアップ&リストアなどはイメージしやすいと思いますが、それ以外にも意外なケースとして以下があります *1。インスタンスのコピーは、AMI(Amazon Machine Image:インスタンスのバックアップ)を取得し、新規インスタ
ゴクロの大平です。 私にとって一番大事で替えの効かないミュージシャンはさだまさしさんですが、私にとってクラウドコンピューティングのサービスの中で一番大事で替えが効かないサービスはS3です。 多種多様なAPIを用いて柔軟にファイルの操作が出来る事や、”99.999999999%”と謳われている高い耐障害性、S3にあるデータをElastic MapReduceやRedshiftなどを用いて手軽にデータ解析を行える基盤が提供されていることなど、あまりに便利すぎてS3の代替となるサービスを探しだすのが難しい状態です。 もちろん多くのAWSユーザーが同じようにS3の便利さを享受していると思いますし、インターネット上でも多くのブログ等でその魅力が語られています。その中で本記事は既に存在する記事と似たような内容を書いてしまうかもしれませんが、弊社なりのS3の使い方についてご紹介したいと思います。 なお
whyILeftHeroku.rst 何故私は Heroku から離れたか、および新しい AWS セットアップのメモ 原著者:Adrian Holovaty 原文:Why I left Heroku, and notes on my new AWS setup 金曜日、私は Heroku から Amazon Web Services(AWS) を直接使うように Soundslice を移行しました。私はこの変更ができてとても、そうとても嬉しくて、私がどうやったかということと、もし皆さんが同じような立場だったら何故それを検討すべきかということについて広く伝えたいと思います。 私の Heroku 体験 Soundslice はサイトを立ち上げた2012年11月からずっと Heroku 上にありました。いくつか理由があって、私は Heroku を使おうと決めました: システム管理者でいるのは趣味
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