暑熱対策のため、今年から福島県での固定開催となったインターハイのサッカー競技は、昌平高校(埼玉県)の初優勝で幕を閉じた。普段のリーグ戦(45分ハーフ)とは違う35分ハーフ、かつ冬の高校サッカー選手権に向けたチーム作りの途中であるため、波乱が起きやすいと言われる大会だが、全体を通してみれば順当と言える勝ち上がりだった。 高校サッカー夏のインターハイは強豪が順当に勝ち上がり(写真は決勝の昌平vs神村学園) photo by Matsuo Yukiこの記事に関連する写真を見る 【プレミアリーグ勢の大勝が目立った大会】 都道府県予選を見ても、波乱と言える結果はプレミアリーグ(全国を東西2つに分けた、高校年代最高位のリーグ)に所属する前橋育英高校(群馬県)の敗退ぐらいで、ほかは前評判が高かったチーム、地力のあるチームが全国大会に進んでいる。チーム力が順当に結果として表れた大会と言えるだろう。 本大会