東京都内のJR東日本の線路脇ケーブルなどで不審火が相次いでいることを受け、警視庁捜査1課は31日、渋谷署に捜査本部を設置した。 何者かが針金や可燃物の入ったペットボトルを使って放火した疑いがあり、器物損壊や威力業務妨害容疑などで捜査している。 都内では8月以降、JRの線路脇でケーブルが相次いで燃えるなどした。このうち6件で、不審火の疑いがある。複数の現場から針金やペットボトルが見つかっており、捜査本部は、同一人物による犯行の可能性もあるとみて、現場付近の防犯カメラの映像を調べるなどして捜査を進める。 JR東日本の品川変電所(品川区)の敷地内では23日に不審火が発生。フェンス付近で、ケーブルのカバーが焼け、熱で溶けた状態のペットボトルと焦げたティッシュペーパーなどが見つかった。男がフェンス越しに変電所に向けて何かを投げ入れ、自転車で走り去る姿が目撃されていた。 30日には、目黒区の山