今月3日、地球に接近し、地球の重力を利用して進路の変更に挑んだ日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、無事進路の変更に成功し、小惑星に向かう軌道に乗ったことが確認されました。 その結果、「はやぶさ2」が、計画どおり小惑星に向かう軌道に正確に乗ったことが確認され、地球の影に入った際にいったん落ちていた電源もその後、予定どおりに回復し、機器の動作にも問題がないことが確認されたということです。 「はやぶさ2」は、3年後の2018年の6月から7月ごろ、小惑星「Ryugu」に到達する予定です。小惑星「Ryugu」には、生命につながる可能性がある水や有機物が存在すると考えられていて、「はやぶさ2」は、岩石の採取に挑んだうえで、地球への帰還は5年後の2020年と計画されています。