こんばんは。 昨日は、田坂広志さんの『人生で起こること すべて良きこと』から「言葉」について言及された文章をご紹介しました。 我々は言葉にて語りえるものを語り尽くしたとき、言葉にて語り得ないものを知ることがあるだろう。 書籍の文脈上の意味合いからは外れてしまうかもしれませんが、この文章を読んで気づいたのは、「言葉は万能ではない」ということです。 昨日も書きましたが、言葉についてことさら意識することがなければ、言葉はいつでもそこにあるものだと思ってしまうものです。自分が発する言葉で何でも表すことができる、伝えることができる、と。 でも、言葉は完全ではない。私たちの頭の中に、心の中にあるもの全てを言葉で表現することはできないのです。もちろん、人それぞれの言語能力の違いによって、語ることができない領域は違ってくるでしょう。でも、いくら言葉を使う能力に長けている人であっても、その人の考えを、思いを