IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)による会計基準の標準化に合わせて、財務データの標準フォーマットであるXBRLへに注目が再び集まっている。IFRSとXBRLを組み合わせることで、財務データの収集や比較・分析がより簡単になることが理由の1つだ。 富士通は4月20日、XBRLソフトウェアの最新版「Interstage XWand V11」を発売したと発表した。XWandは、XBRL文書を作成、編集、保存、参照する「Runtime」と、XBRLタクソノミを作成・編集するための「Toolkit」などで構成するソフトウェア。富士通は2003年からXWandを販売していて、これまでに世界25カ国、約100の企業や機関が採用しているという。 最新版では複数企業や複数期のXBRLによる財務データを比較できる「ダッシュボード機能」を追加した。XBRLデータを使って競合他社の分析や経年変化の分析ができ