福岡市営地下鉄七隈線(橋本―天神南,12キロ)の延伸ルートが,天神南駅から大型商業施設「キャナルシティ博多」を経由して博多駅につながる案で決まる見通しになった。市議会の主要会派が同案支持でほぼまとまったためだ。2月の市議会交通対策特別委員会で決定し,本会議に報告される見込み。市は来年度にも国に事業申請する方針だ。 検討されていたのはキャナル経由案(1・4キロ)のほか,〈1〉天神南駅から博多ふ頭などウオーターフロント(WF)地区までの「WFルート」(2・3キロ)〈2〉WFルートを空港線中洲川端駅付近まででとどめるルート(1・2キロ)〈3〉薬院駅から博多駅に向かう「博多駅ルート」(2・5キロ)―の計4案。 地下鉄の整備ルートは,市議会が調査・検討した上で決定し,市長が最終的な事業化を判断する。市議会では,最大会派の自民党をはじめ,公明党,民主・市民クラブ,みらい福岡などの主要会派がキャナル経由