事件や事故・不祥事が起こった時に、その後の記者会見で必ずと言ってよいほど聞かれるのが、 「今後、再発防止策の徹底に努めてまいります」 のひと言。 事故が起こってしまってから、その原因を深く究明すること。 もちろんそうした行為は、同じような事態が今後繰り返されないようにするための大事なアクションだとは思います。 では、そもそも 事態が起こらないように「未然に防ぐ」準備はできていたのか? その対策が十分でなかったから、起こってしまったのではないか? もっとしっかりした「事前対応策」ができていれば、最悪の事態は防げたのではないか? 「再発防止」の言葉を耳にするたびに、いつもそうした思いにかられます。 こうした「事前対応策」を総称して「リスクマネジメント」と呼んでいます。 以前、社内でこれを専門的に扱う部署に所属していたことがありました。 最近非常に頻繁に使われる「リスク」という言葉。 この言葉を