パナソニックが通期見通しを大幅下方修正。期初予想では500億円の最終黒字を見込んでいたが、一転して7650億円の最終赤字に修正した。 パナソニックは10月31日、2013年3月期通期業績予想の大幅な下方修正を発表した。期初予想では500億円の最終黒字を見込んでいたが、一転して7650億円の最終赤字に修正。前年の7721億円と同水準の最終損失を計上する見通しだ。薄型テレビ事業などの不振に加え、多額の構造改革費用の計上、繰延税金資産の取り崩しなどが響いた。年間配当も無配に転落する。 売上高は期初予想より9.9%下回る7兆3000億円、営業利益は同46.2%減の1400億円、税引き前利益は同5250億円下回る3650億円の赤字見通しに。 同日発表した4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比9%減の3兆6382億円。営業利益は同84%増の874億円、税引き前損益は同1194億円悪化して2787億